子育て情報『家庭内暴力とは?息子・娘が親に暴力をふるう理由・原因、解決方法や相談先を紹介します』

2017年2月15日 21:00

家庭内暴力とは?息子・娘が親に暴力をふるう理由・原因、解決方法や相談先を紹介します

さらに、性別でみると男子が圧倒的に多く、女子と比べて2~3倍多く報告されています。

同報告書によると、家庭内暴力の動機は
1番多いのが「しつけ等親の態度に反発して」(1,636件、全体の65%)、
2番目が「理由もなく」(261件、全体の10%)、
3番目が「物品の購入要求が受け入れられず」(225件、全体の9%)となっており、
以降「不明」「勉強をうるさく言われて」「非行をとがめられて」といった動機が続いています。

非行をとがめられた際に反発して起こる家庭内暴力が実は意外と少なく、親の態度への反発から生まれる家庭内暴力が圧倒的に多い結果となっています。

実際、おとなしい性格で、学校での成績もよい子どもがある日を境に家庭内暴力を行うようになるケースも多く報告されています。こうした、家庭内暴力を行いやすい子どもの特徴・傾向は次章で解説します。

https://www.npa.go.jp/safetylife/syonen/hodouhogo_gaikyou/H27.pdf
出典:「平成27年中における少年の補導及び保護の概況」警察庁生活安全局少年課


家庭内暴力を引き起こしやすい子ども・家庭の特徴

家庭内暴力とは?息子・娘が親に暴力をふるう理由・原因、解決方法や相談先を紹介しますの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10146003503

家庭内暴力をする子どもには、本人の性格や家庭環境に一定の共通点が存在するといわれており、具体的には以下のようなものが挙げられます。ただし、様々な組み合わせがあり、また例に挙げた要因に当てはまらない場合もあります。

・真面目、内気、おとなしい
・家庭外では他人に対して従順で、自己主張が乏しい
・神経質である
・比較的友人が少なく孤立的である
・非行に走ってはいないが、生活習慣の乱れなどがある

家庭の外において反社会的な言動をおこなう非行少年・少女とは対照的に、家庭内暴力を行うのは比較的おとなしく、学校でもあまり多くの友達を持たない子どもが多いようです。


・母親が過干渉で父親が無関心である(もしくはその逆)
・親子分離が少なく、子どもの親への強い依存心、甘えがある

家庭内暴力が起きている家庭は、経済的に豊かで、親も教育熱心ということが少なくないようです。そんな家庭で家庭内暴力が起きてしまうのには、中学生や高校生で挫折して、学力が低下したり、親が期待しすぎたり、干渉しすぎるなどの理由で不登校になり、親への反抗から暴力をふるうようになってしまうというパターンが多いといわれています。

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