視覚障害とは?視覚障害の等級、視覚障害を支援する道具、教育、仕事、周囲の関わり方を紹介します。
|広島市障害者支援情報提供サイト
http://www.pref.nagano.lg.jp/rehabili/kose/faq/naiyo.html
参考:身体障害者手帳 Q&A 障害内容と程度編|長野県
視覚障害者の等級って?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28052000260
視覚障害のある人が社会福祉で、どのようなサービスや支援を受けられるのかを決める基準が身体障害者福祉法によって定められています。この基準に該当する人に、「身体障害者手帳」が交付されます。
この基準は、障害の程度によって1級から6級まで分けられていて、それによって受けられる支援が異なります。
「身体障害者手帳」の交付の流れについては、後ほど詳しく触れるので、この章ではどのような基準なのかを紹介します。
1級
両眼の視力(万国式試視力表によって測ったものをいい、屈折異常がある者については、きょう正視力について測ったものをいう。以下同じ。)の和が0.01以下のもの
2級
(1)両眼の視力の和が0.02以上0.04以下のもの
(2)両眼の視野がそれぞれ10度以内でかつ両眼による視野についての視能率による損失率が95パーセント以上のもの
3級
(1)両眼の視力の和が0.05以上0.08以下のもの
(2)両眼の視野がそれぞれ10度以内でかつ両眼による視野について視能率による損失率が90パーセント以上のもの
4級
(1)両眼の視力の和が0.09以上0.12以下のもの
(2)両眼の視野がそれぞれ10度以内のもの
5級
(1)両眼の視力の和が0.13以上0.2以下のもの
(2)両眼による視野の2分の1以上が欠けているもの
6級
一眼の視力が0.02以下、他眼の視力が0.6以下のもので、両眼の視力の和が0.2を超えるもの
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/10/dl/s1027-11d.pdf
このように、視覚障害の等級も、視力と視野の広さを基準に決められています。
小学校や中学校で行われることの多い視力検査に、5メートル離れた地点から、ランドルト環の穴があいたほうを答えるというものがあります。
視力がだいたい0.1前後だと、一番大きいランドルト環でさえぼやけて正解を答えることができなくなります。