子育て情報『「みんなと同じになってほしい」親の都合で子どもの幸せを考えていませんか?』

2017年7月28日 16:30

「みんなと同じになってほしい」親の都合で子どもの幸せを考えていませんか?

と思ったのです。そして、私が自分の枠組みでしか子どもを見ていなかったことに気付かされました。


個性を伸ばしたいといいながら、子ども自身の「世界観」を無視していた

「みんなと同じになってほしい」親の都合で子どもの幸せを考えていませんか?の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017019606

どんな子どもにもそれぞれ個性があります。ところが「個性を伸ばしたい」と口では言いながら、実際にやっていることは人並みを求めたり、平均値を意識する子育ての人が多いように感じます。

ダウン症、視覚障害、肢体不自由などの障害は一目見ただけでわかるので、親自身も受け止めざるを得ないですし、いちいち説明して回らなくても周囲の理解を得られやすい場合もあります。

でも、見た目が定型発達児と変わらない発達障害の子どもに対しては、まず親自身がなかなか受け入れられないことがあります。中には「このまま私が一生懸命育てれば、いつかきっと普通の子どもになるのではないか」と錯覚してしまう人もいます。

また、母親が理解していても、姑から「しつけがなっちゃない!」となじられたり、理解のない夫から「お前の育て方が悪いからこうなったんだ。
愛情不足だ」と責められている人もいます。こうなると誰も理解者がいなくなり、母親は更に苦しみます。


偉人の母たちの行動から学ぶ

しかし、自分の育て方が間違っていると、苦しむことはありません。歴史上には学校に匙を投げられても、偉大な人物に成長した人、その人を育てた母の話がいくつも残っています。

徹子さんは初めに入学した小学校で問題児扱いされました。教室の机のふたが珍しくて授業中何度もパタパタ開け閉めしたかと思うと、今度は窓際に行き、外を歩くチンドン屋を呼び込んだり…。

学校からは迷惑がられて、とうとう退学処分となりました。

立派なのはその時のお母さんの姿勢です。
徹子さんを変えようとしないで「この子を受け入れてくれる学校を探そう」という視点で転校先を探しました。

しかも、本人が傷つくことを恐れて、転校理由(退学について)は本人には絶対に伝えませんでした。この母親の配慮により、徹子さんは“自分の存在を否定された”と感じることなく、その後、転校先で素晴らしい先生に出会うことになりました。

転校先で校長先生からかけられた「君は本当はいい子なんだよ」の言葉に元気づけられ、徹子さんの今があると『窓際のトットちゃん』に書かれています。

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