発達障害の子どもとの夏休みはどう過ごす?よくあるお悩みと対処法5選!
発達障害の特性がある子どもには、水泳、ピアノなどの音楽、絵画、習字のような自分のペースで取り組むことができ、勝ち負けがあまり明確でない習い事が向いていると言われています。
習い事の教室の雰囲気や先生の性格、子どもの特性に対してサポートしてもらえるかを確認したうえで、子どもに取り組ませてみるのも良いでしょう。
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田中康雄/著『イラスト図解 発達障害の子どもの心と行動がわかる本』 西東社/2014
【困りごと3】夏休みの宿題がスムーズにできない
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10154001143
勉強への集中力が続かない、夏休みの期間内で計画的に宿題を進めることが難しい、読み書きや計算が苦手でうまく進められないなど、夏休みの宿題に関しては子どもだけでなく親も困ってしまうことが多いかと思います。
国語や算数などのドリルやワーク・プリントを進めるうえでまず大切なのは、ドリルやワークのやらなければならない部分がどのくらいあるのかを目に見えるように示すことです。全体像を把握することで、これだけの量を夏休み中にこなさなければいけないんだ、と子どもにとっても実感がわくので、取り組みやすくなることが多いです。
また、ドリルやワークの場合、1日に取り組む分をきちんとできたらシールを貼ってあげるなど、達成した際のちょっとしたご褒美をあげるという工夫もおすすめです。
自由研究はこれといったテーマが決まっていないことが多いため、子どもが興味を持ち、熱中して取り組めるように子ども自身の特性や関心に合ったものを選択することが大切です。
科学や工作の子ども向けワークショップなど、夏休みには各地で自由研究にも生かせそうなイベントが多く開催されています。
そのような場に出かけるついでに自由研究のネタ探しをするのもよいですね。
読書感想文や絵日記、作文などは「本を読む気になれない」「いきなり書き出しては上手く書けずイライラしてしまう」、などなかなか手をつけづらくなってしまうことも多いかと思います。
そのような場合の対策として、文章を書くための工程を細かくわけ、ステップを一つひとつクリアしていくうちに完成できるように子どもに声かけすることをおすすめします。