子育て情報『脳は「走るな!騒ぐな!」を理解しずらい!声掛けのコツは「トイレの貼り紙」にあった!』

2017年8月20日 11:30

脳は「走るな!騒ぐな!」を理解しずらい!声掛けのコツは「トイレの貼り紙」にあった!

とか「失敗しないように練習する」とはしません。「絶対に成功する」「絶対に金メダルをとる」と脳に成功イメージの暗示をかけて、実力以上の力を出そうとするそうです。

子育ても「牛乳をこぼさないように運んで!」等の「~しないで」の否定形で言うより、「牛乳をゆっくり歩いて運ぼう」の肯定的な言葉のほうがより伝わりやすくなります。

たとえば、公共の場所で走ってしまう子どもに「走るな!」と伝えても、とっさに理解しにくく、子どもはどうすれば良いかわかりません。それだけでなく、嫌な気持ちや言われたことを拒みたくなる気持ちが生まれます。

しかし、「歩こう」と肯定的な言葉を伝えれば、どうすればいいのか具体的にわかるので、行動に移しやすいだけでなく、素直に受け入れたくなります。

よく考えてみると大人だって「靴のまま入らないで!」とか「土足厳禁!」と貼り紙がしてあるよりも、「靴を脱いでお入り下さい」と書かれていた方がわかりやすく、また気分よく従うことができますよね。

親子だけでなく夫婦、上司と部下の場合も同じです。
夫が妻に「部屋が汚くするな!」と言うよりも「もっと掃除をしてほしい」と伝える。上司が部下に「遅刻するな!」と言うよりも「9時には必ず出社するように」と言ったほうが、相手にも伝わりやすいです。

人間関係を良好に保つためにも言葉のかけ方って大事ですよね。子どもだって例外ではありません。言葉のかけ方一つで、今まで苦戦してきたことが解決するかもしれませんよ。

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立石 美津子(著)すばる舎『立石流 子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方』

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