2017年10月12日 11:00
自閉症の長男にも背負わせてあげたかった。支援学校でも使えるランドセル
当時、まだ言葉で意思の疎通ができなかった長男に、どちらかを選択させるという考えが私にはなかったのです。ごめんね…と私は長男に謝りました。
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長男が入学。そこで目にしたのは…
そしてひと月が過ぎ長男は支援学校に入学しました。ほどなく父兄の懇談会が長男の教室で行われました。私は同じクラスのお母さん達に挨拶しながら、何気なくロッカーに目をやりました。
すると長男のリュックの入ったロッカーの隣りに、横長の形をしたランドセルがあることに気がつきました。
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「横に長いランドセルってあるんですね」
私はランドセルの子のお母さんに聞いてみました。
障害児を育てる親に寄り添うランドセルがあった
するとそのお母さんは微笑んで言いました。
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お子さんは足が悪いため、車椅子に取り付けやすいベルトがついていることと、沢山荷物が入るということが横型ランドセルを選んだ理由だそうです。
最近は障害のある子ども用のランドセルも充実しており、多機能でいろんな色が選べるんだというお話でした。
「何よりランドセルを背負った姿が見たかったから・・」お子さんを優しい目で見つめながら言われた気持ちが、私にはよく分かりました。
障害のあるお子さんをお持ちなら親は何度も選択を強いられます。
そしてそれはとても辛い選択です。普通学校の支援級ならランドセルが必要、でも支援学校なら必要ない――それもその一つです。
けれど障害があっても背負えるランドセルもある。それは苦しみを少しだけ軽減してくれ、親心に寄り添ってくれる素敵なランドセルだなと、私もほわっと温かい気持ちになるお話でした。
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