子育て情報『入学を遅らせる「就学猶予」で困難は解決する?自閉症の子どもにとって最適な選択を考えるために…』

2018年1月30日 11:55

入学を遅らせる「就学猶予」で困難は解決する?自閉症の子どもにとって最適な選択を考えるために…

ここでいう「病弱、発育不完全」については、特別支援学校における教育に耐えることができない程度としており、より具体的には、治療又は生命・健康の維持のため療養に専念することを必要とし、教育を受けることが困難又は不可能な者を対象としているところです。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shugaku/detail/1310253.htmhttp://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1318338.htm
参考URL:文部科学省|養護学校の義務制実施への道


発達が「ゆっくり」と「凸凹」の違いは?

入学を遅らせる「就学猶予」で困難は解決する?自閉症の子どもにとって最適な選択を考えるために…の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10120002289

ある幼稚園の園長先生が、発達障害児を育てている保護者に、何気なく次のような言葉をかけていました。
「発達がゆっくりなのだから、焦らないで、のんびりと長い目で見て育てましょう」

園長先生が意図して言ったわけではなくても、親御さんの中にはこの言葉で誤解してしまう人もいます。「ゆっくり」という表現には、兎と亀の昔話のように、歩みの遅い亀でも地道に努力して頑張れば…
・必ずゴールに到達する
・いつかは追いつく
というニュアンスを私は感じます。

「マラソンでゆっくり走っていても、途中棄権することなく完走すれば、いつかは皆と同じゴールに達する」と解釈して、「頑張らせれば、いつかはほかの子と同じことができるようになるだろう」と考える方もいらっしゃるでしょう。

もちろん、ゆっくり発達し、障害のないお子さんに追いつくお子さんもいるかもしれません。でも、発達障害のある子どもは、能力のバランスや凸凹が大きいことが多く、単に「ゆっくり育つ」というのとは少し意味が違うのではないかと、私は考えています。



1年遅れで、子どもを小学校に入学させた知人の選択

入学を遅らせる「就学猶予」で困難は解決する?自閉症の子どもにとって最適な選択を考えるために…の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11032005211

15年以上前の話ですが、私の知り合いの自閉症児の保護者がこの制度を利用して、子どもに幼稚園の年長クラスを2年間経験させてから、小学校へ入学させました。自閉症以外「病弱である」

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.