2018年4月28日 09:30
発達障害がある子も思い切り遊ばせたい!NYに登場したプレイルームは理想の遊び場だった
強い明るさの照明もついていません。全てのおもちゃや道具類は、作業療法士が選んでいます。感覚過敏に考慮したつくりになってるだけでなく、感覚統合を促せる遊具やクラスが設置されています。
ざっと見回しただけでも、ゆらゆら揺れるスイング、バランスボール、ロッククライミング、ビーズクッションなど、発達障害児の感覚刺激に良さそうな遊び道具が沢山置かれています。さらに、少し明るさを落としてあるクールダウン用のスペースには、キラキラ光る泡のチューブや柔らかな光を放つチューブがあります。
このプレイルームを開設したのは、支援が必要な二人の子どもを育てる、アッベ・ロバーツ(Abbe Roberts)とケン・ロバーツ(Ken Roberts)夫婦です。ロバーツ夫妻はある日、こんなことを思ったのだそうです。
「地域にこの子たちが遊べる場所が欲しい。
この子たちが非難されることなく心から楽しめる場所が欲しい。この子たちが支援の必要のない子どもたちと一緒に遊べる場所が欲しい…」
そして、ロバーツ夫妻はこのリング・アラウンド・ザ・スペクトラムという場所を開設したのでした。
「この子たちが非難されることなく心から楽しめる場所が欲しい」という夫妻の言葉にグッときたのは私だけではないでしょう。私も息子が幼少の頃は、いつも同じことを考えていました。「白い目で見られずに遊ばせる場所が欲しい」「発達障害のある子どもが、楽しみながらさまざまな経験を積んだり、力をつけることができる場所が欲しい」と。
その想いは世界共通。そして、そんな想いを形にしたのが、このプレイルームなのです。
New gym for children with Autism opens in Latham (訳:「自閉症児向けのジムがレイサムに新規オープン」)
http://spectrumlocalnews.com/nys/capital-region/news/2017/11/18/new-gym-for-children-with-autism-opens-in-latham
どの子どもたちも一緒に楽しく!こんな遊び場が日本にもあったら…
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272005399
リング・アラウンド・ザ・スペクトラムは、発達障害のある子どもに限らず、多くの子どもたちを歓迎しているそうです。