子育て情報『キレやすいわが子に変化が!?アメリカ発の教育プログラム「セカンドステップ」を受けてみた…!』

2018年4月16日 11:30

キレやすいわが子に変化が!?アメリカ発の教育プログラム「セカンドステップ」を受けてみた…!

「眉毛が上がって…眉間に皺が寄って、口が下に下がっている」
「〇〇君はどんなとき怒った気持ちになるかな?」
「お友達にうるさいって言われたとき」
「怒ったとき、身体はどんな感じになるかな?」
「頭がカーッと痛くなって…手がブルブルして…殴りたいって思う!」

というようなやり取りが行われます。このように、写真を分析したり、人形劇等を行うことによって、息子は顔の表情、気持ちがわかるようになり、そのときに自分や他人に起こる変化について、冷静に感じ取ることができるようになります。

息子は今は感情について分析するレッスンを受けていますが、この後、「どうすれば怒った気持ちが落ち着くか」ということについてのワークも準備されているようです。

セカンドステップは校内暴力が多発した1980年代のアメリカで、こどものための委員会(Committee for Children)が開発した教育プログラムです。この教育プログラムの実践により、問題行動のあった児童の攻撃的な態度がおさまり、人間関係にも改善が見られたと言います。アメリカのセカンドステップは、未就学児向け・小学生低学年向け・高学年向け・中学生向け、及びその保護者向けのプログラムが準備されているそうです。


日本の教育機関でも

キレやすいわが子に変化が!?アメリカ発の教育プログラム「セカンドステップ」を受けてみた…!の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10230001574

日本でもこの教育プログラムの効果に着目し、教材を翻訳し、教育機関に導入したNPO団体があります。「NPO法人 日本こどものための委員会」です。
この委員会は、2001年4月に設立され、現在は「セカンドステップ」の普及活動を中心に行っています。本場アメリカでセカンドステップを開発したNPO法人であるCommittee for Childrenから、日本国内で普及活動を行う権利を唯一認められた団体だそうです。

http://www.cfc-j.org/
NPO法人 日本こどものための委員会

現在日本でも、東京都品川区の公立小学校をはじめ、保育園や児童養護施設、児童相談所、少年院でも導入されているそうです。

わが家の息子は、月に一度セカンドステップに通うようになって一年になります。プログラムを受け始めてから、自分の感情についてきちんと理解し、大人に助けを求めたり、自分の気持ちを説明することがとても上手になりました。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.