子育て情報『アスペルガー症候群の特性で料理が超苦手!私のストレスを激減させたキッチンお助けツール』

アスペルガー症候群の特性で料理が超苦手!私のストレスを激減させたキッチンお助けツール


生活の妨げになっていたのは「努力不足」ではなく…

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044032417

言語能力に頼って生きている私は、目の前にあるものの形を捉えたり認識したりすることはできるのですが、脳内でそれを再生できません。それによって人の顔が覚えられない、道が分からずしょっちゅう迷子になる、服を着た自分を想像できないため服選びが困難といったことがあります。

長い間、それが当たり前だと思って生きました。なので、何もかも一生懸命にやらなければ人並みにこなすことができない自分をでき損ないだと思い続けてきました。

しかし、子どもを育てながら発達障害についての勉強をしていくうちに、私に当てはまるそれらは努力不足なのではなく“脳の構造の問題”なのだと気づいて心がかなり楽になりました。同じような特性がある私の子どもたちには、自分自身を卑下することなく生きていってほしいという願いが大きくなるばかりです。

そこで、私自身の苦手なことは子どもたちに折に触れて「ママ、こういう理由でこういうことが苦手なの」と伝え、「だからこんな風にしているよ」とどんな風に乗り切っているのかを伝えていくことにしました。

この作業を行うことで、私にとっても何を苦手とし、どこにその原因があるのかを真剣に考えるよいきっかけとなっています。


今回は、アスペルガー症候群の特性がある主婦の私が、家事の中でもっとも苦痛を感じる「食事の用意」について考えたいと思います。


掃除や片付けとは違う、料理の難しさ

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どうして食事の用意が私にとって大きな負担となっているのか、改めてじっくりと考えてみることにしました。部屋の片付けや掃除・洗濯は面倒ではあるけれど、そこまで気持ちが重くなる家事ではありません。

なぜなら…

片付け=決まった位置に戻す
掃除=汚れを取り、きれいな状態に戻す
洗濯=洗濯機を回して干し、畳んで収納する

つまり、どの状態がゴールなのかが始める前から分かっているので、取りかかる前のストレスが少ないのです。では、料理はどうでしょう?

食にあまり興味のない私と息子は同じものを食べ続けても平気ですが、娘と夫はそういうタイプではないので、毎日同じ献立というわけにはいきません。

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