2018年5月10日 11:00
「落ちるところまで落ちてみる」!留年の危機までとことん勉強しない、私と弟の実験
たまに部活の情報系の友人を私のところに連れてきて分からないところを聞きに来ることはありました。部活を謳歌してるんだなあという印象があるくらいで、まさか私と同じチャレンジをしているなんて夢にも思っていませんでした。
その年の期末テストで弟の成績が明らかになると、弟も私と同じようなことを両親に話していたようです。
両親が私に「弟が1年のころの私と同じようなことを言ってるんだけどどうしたらいい?」と相談をしてきたため、そのときようやく私も弟が私と同じチャレンジをしていることを知りました。それを聞いた私は「やっぱり兄弟だと考えることも似るものなんだなあ」なんてのんきなことを考えていました。
両親には本人がそう考えているならどうしようもない旨と、私からも弟に話をしておく旨を伝えました。そして、弟に自分も1年のころ同じことをやっていたんだという話をしたらかなり驚いていました。先輩からのアドバイスとしては「来年からは真面目に勉強しないと本当に留年することになるよ」ということだけ伝えました。
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その後も弟はそれほど順位を上げずに、赤点になるかどうかギリギリの成績を続けていたようです。母親も卒業する直前まで心配そうにしていました。勉強面ではそんな状況の弟でしたが、ロボコンの部活には打ち込んでいたようで、高専最後の大会では全国大会に進むという大きな成果を挙げました。私も応援しに、会場まで足を運びました。大きい舞台で活躍することは、勉強だけでは味わえない貴重な経験だと感じました。
成績があまりよくなかったことが響いたのか、就職先が決まるまではなかなか苦戦しましたが、最終的には無事に就職することもできて両親と一緒にほっと胸をなでおろしていました。
崖っぷちに立たされる経験から学べたこと
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弟にとって「自習はまったくしないけれど、ロボコンに没頭する」という経験をせず中途半端に過ごしていたら、途中でドロップアウトしていたかもしれません。勉強の「やる気スイッチ」が見つからなくても、自分で勉強して何とか卒業できたのは良かったと思います。