子育て情報『「できない子」報告に翻弄された私。傷つけてしまった息子の姿に思い出した母の言葉』

2018年7月23日 17:30

「できない子」報告に翻弄された私。傷つけてしまった息子の姿に思い出した母の言葉


親子で悩んだ、同じ学校の子からの「報告」

「できない子」報告に翻弄された私。傷つけてしまった息子の姿に思い出した母の言葉の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10567001279

わが家の発達障害の息子は、小学校でそれほど大きな問題を起こすタイプではありません。むしろ、問題を起こさないように尋常ではない気の遣い方をするため、たまに疲れて動けなくなってしまうことがあります。

そんな律儀な息子ですが、ADHDの特性があるため、どうしても注意欠陥や衝動性が原因で、集団行動から外れてしまうことがあります。気になるものがあると、ボーっとしてしまって、先生の指示を聞き逃してしまう…。あるいは、過去には掃除のやり方が分からず、掃除中にずっと教室をフラフラしていたこともありました。

どれも少しのサポートで解決できるため、大した問題にはなっていないものの、周りの子どもたちの目にとまってしまうのでしょう。私が学校に行くと、「ねー、〇〇くんさー、課外活動のときに話を聞かないでボーっとしてたよー」「〇〇くんのお母さーん、〇〇くんが整列するときにぐにゃぐにゃしてジッとしてないんだよー」などと、子どもたちのちょっとした「報告大会」が始まるのです。


スルーだ…
スルーするんだ…

私は心の中で必死に唱えていますが、それでもイライラしてきます。言いに来た子どもに対してではなく、息子に対してイライラしてきます。

「なんでそんな、どうでもいいことができないんだよ…」

報告に来た子どもたちには、「ごめんねー」「温かく見守ってやってねー」と大人な返答をしながら、お腹のなかでイライラ爆弾の導火線が燃えはじめます。


無条件に息子を信じることは想像以上に難しい…

「できない子」報告に翻弄された私。傷つけてしまった息子の姿に思い出した母の言葉の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038018553

息子が帰宅するのと同時に、イライラ爆弾が爆発。私は息子を問い詰めてしまいます。

先日も、冷静さを失った私は、息子の帰宅時に鬼のような顔で出迎えていました。普段は「ただいま!」「おかえりー!」とニコニコしながら出迎えているからこそ、私の変化に息子は凍りつきます。


「僕、なんかやっちゃった…?」
「お母さん、なんで今日は笑ってお帰りって言ってくれないの?」

私は息子の話も聞かず、「今日、こんなことやったんだって?〇〇くんに聞いたよ!」

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