起立性調節障害(OD)とは?診断基準・種類・治療法・相談先・周囲の対応法まとめ
起立直後性低血圧と対位性頻脈症候群の第1選択薬
・アメジニウムメチル硫酸塩: 交感神経の機能を亢進させる薬。副作用として、起立時に頻脈を起こすことがある
・プロプラノロール: アドレナリンなどの作用を弱め、心拍数を低下させて、血管を収縮させる薬。起立性調節障害では、対位性頻脈症候群だけに使われる
効果が現れるまでに1〜2週間かかることもあるため、その点を子どもにも理解できるように説明しておきましょう。https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/480235_2160002F1036_1_12
ミドドリン塩酸塩
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/180095_2190022F1180_1_01
アメジニウムメチル硫酸塩
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/670227_2123008F1048_3_09
プロプラノロール塩酸塩
子どもが起立性調節障害と診断されたら、どんなことに気をつけたらいい?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161009184
もしもご自身の子どもが起立性調節障害と診断された場合、まず気をつけたいのが「平常心を保つ」ことです。起立性調節障害の治療には時間がかかるため、「どのくらいで良くなるのか」「学校に行けるようになるのか」など、保護者が不安になってしまうことも少なくありません。起立性調節障害は体の病気であると分かっていても、不安を感じることはあると思います。
しかし、不安から子どもを叱ってしまったり、イライラした気持ちを表に出したりしてしまうと、子どもとの関係が悪くなってしまうかもしれません。まずは平常心を保つという心構えを大切にした上で、日常生活のサポートをしていきましょう。
毎日の生活の中では、起立性調節障害の治療の中で説明した、「非薬物療法(日常生活における注意点)」を工夫して行っていくことが大切です。起立性調節障害の子どもは朝起きるのが苦手なので、生活リズムの改善は難しいことが多いです。