2018年9月13日 07:30
【発達障害 子育て】親子で発達障害。マイナス思考の私に衝撃!息子の「辛くない」宣言
息子に言い続けた「辛いけど頑張ろうね」
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28144083536
発達障害の息子を育ててきて、今でも忘れられない一つの出来事があります。それは、私にとって、さまざまな価値観を変えてしまうほどの大きな感動をもたらすものでした。今回のコラムでは、そのときの話を書きたいと思います。
3歳で発達障害の診断がおりた息子。それと同時に、私自身も発達障害であることが判明しました。これは、私の人生のなかで、一、二を争うほどの大事件でした。そして、私にとっては「息子に私の味わってきた苦しみを味わわせない」という大きな課題を突きつけられた瞬間でもありました。
「発達障害」という言葉もなかった私の幼少期。思い出すだけで胸がギュッと痛くなるような、さまざまな困難がてんこ盛りの毎日でした。
協調運動ができなくて不器用な手足。女の子同士で遊ぶ「ゴムだん」がいつまでも跳べるようになりません。「前へならえ」はできるのに、「回れ右」や「右へならえ」などになると頭が大混乱。「おまえはふざけているのか」と先生に頭を叩かれたのも、一度や二度ではありません。何よりも私が困ったのは、お喋りが止まらないこと。人の話を聞かずに喋り続ける特性のせいで、まともな人間関係が築けませんでした。
同じような特性を譲り受けている息子に、私はさまざまな療育を体験させ、家庭療育や言葉がけなども工夫してきました。そんなときの私の口癖はこれ。
「辛いけど、頑張ろうね」
私は疑うことなく思っていたのです。息子は発達障害で辛いことばかりなのだと。だって、運動は苦手だし、感情のコントロールができないときもあるし、聴覚や触覚の過敏性でパニックになってしまうことも多いし…。
どう考えたって、他の子どもに比べて、生きづらさは多いはず…。私は、いつも「なんとかしてあげなくちゃ」という思いに、がんじがらめになっていました。必死に生活をこなす中で、私は何度か過労で倒れてしまうこともありました。
衝撃的だった息子の一言
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さて、その衝撃的な出来事は、息子が小学校に入学したあとに起こりました。