子育て情報『帰省が鬼門!不登校の娘と私の「無理しない」お正月』

2018年12月14日 07:00

帰省が鬼門!不登校の娘と私の「無理しない」お正月

特に凝ったことはせずに娘の大好きなローストビーフを奮発し、後は簡単なお惣菜を作り置くだけのお正月。生活リズムもバラバラなので改まって挨拶することもなく、各自のペースで好きなものを食べるだけだけど、娘はホッとした笑顔で私もなんだか幸せで「これでよかったんだ」と心から思いました。

「お正月は帰省してみんなでおせちを食べる」という常識に縛り付けられていたのは私だったのです。一番守らなければならなかったのは娘の心だったのに。


現在高1の娘、お正月を語る

高校1年生となった娘に「お正月についてどう思う?」と聞いてみました。

「お正月って一家集合、一族集合っていうビッグイベントだよね。ママがそれをストレスに感じてることは見てたらわかる。嫌なことがあっても強制的に行かなければならないってつらいだろうなって思う。


生きていると情報がどんどん記憶されていくの。自分の嫌な記憶とか、人から聞いて「こういうことが起こるんだな」って思ったこととかが。私にとってお正月は緊張要素として普段は無意識化に置かれている感じ。そして緊張が重なるとバーンってなっちゃう。

私の精神科の先生が言っていたよね。『電車が怖い』という症状は『大丈夫』が重なると減っていくけれど、イヤなことの積み重ねだとしんどくなるって。それと正月も一緒だと思う。今までの経験で嫌になるんだよね」

とても冷静に分析できていてびっくりしました。
そして、「ああ、やっぱり”忘れることができない”特性があるんだな」と心が痛くなりました。


これからのお正月は

「今年は叔父さんがいても行くよ」という娘。「無理しなくていいんだよ」と思いますが、お年玉などいろいろなことを天秤にかけて娘が決めるのなら任せようと思います。

他のご家庭でも、歳を重ねるとともに家族の関係性って変化していくと思いますし、子どもも成長していきます。祖父母とも二度と会えないわけではないし、行事に関係ない時にふらりと自分から会いに行くこともあるかもしれません。わざわざプレッシャーのかかるときに無理をさせるメリットはないのではと私は考えます。

本人の気持ちを第一に、細く長く無理なくつき合っていければいいですよね。

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