子育て情報『「学びやすい道具」を学校で使えていますか?アンケートから見えた、学びのツールの合理的配慮の現状』

2019年10月8日 07:00

「学びやすい道具」を学校で使えていますか?アンケートから見えた、学びのツールの合理的配慮の現状


はじめまして、発達障害児親の会・青い鳥です

はじめまして、青い鳥・中の人です。ご縁があり、こちらでコラムを書かせていただけることになりました。青い鳥とは、ツイッターから生まれた親と支援者のつながり「発達障害児親の会・青い鳥」のことです。みんなで緩やかにつながりながら、いろいろな課題について考え、解決を目指したいと思っています。よろしくお願いします。


発達障害の子どもが使いやすいアルトリコーダーをつくりたい

「学びやすい道具」を学校で使えていますか?アンケートから見えた、学びのツールの合理的配慮の現状の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10131071463

青い鳥では先日より「発達障害の子どもの使うリコーダー」について考えています。青い鳥メンバーのひとりから「発達性協調運動障害の子どもにも使いやすいシリコンキーがついたソプラノリコーダー〈NUVO リコーダープラス〉にアルトリコーダーもあればいいな」という話が出たことから始まりました。そこで、実際にどのくらいの子どもがNUVOのような補助具がついたリコーダーを使っているのかなどについて、発達障害児親の会・青い鳥では、発達障害の子どもの保護者を対象にアンケートを取りました。


アンケートの回答の中で、シリコンキーのような補助具がついたリコーダーの使用について19%が「学校の先生は理解もなく使用も許可してくれない」を選択していたことについて、私たち青い鳥のメンバーは大変驚きました。「理解はないが使うことは黙認してくれている」という回答と合わせると約32%になります。保護者3割が、現場の先生方はこういった補助具の利用に対してあまり快く思っていないと感じていることが分かりました。

https://note.mu/kansai_saezuri/n/n1eb030b88e57
参考:発達障害の子どもが使うリコーダーについてのアンケート結果 | note 関西さえずり

https://kcmusic.jp/nuvo/recorder+.html
参考:シリコンキーつきリコーダー| NUVO リコーダープラス


合理的配慮の範疇ではない?聞き取りで分かったこと

みなさんは〈合理的配慮〉という言葉をご存知でしょうか。文部科学省のホームページの「合理的配慮について」によると、障害者の権利に関する条約において「障害者が他の者と平等にすべての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう」

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