2019年12月20日 17:00
家族でぷよぷよ!?目指すはプロゲーマー!? e-sportsに見えた多様な参加の可能性とはーーePARA大会を取材
「まずは会場選びでした。eスポーツの専門の会場は都内にいくつかあるんですが、車いすの人も入れる会場がなくて。発想を変えて、人がたくさん集まれて車いすも対応の場所として、カラオケパーティールームを会場に選びました。機材はこちらで運び込むことにして、エレベーターがあり、トイレも車いす対応というところにしたわけです。
今回は、会場の広さやスタッフの人数のこともあって参加いただけるチーム数が限られていました。初めて実施して分かったことが多くあるので、ルールなども整えてもっと大きな規模で第2回を開催したいと思います。
初の「ePARA」開催、そのホームページには、こんな記述があります。
大会やイベントを通して世の中の人に、”困難や限界を超える精神や力”を発信し、気づきを与えより良い社会の実現を目指します。
https://2019.epara.jp/
障害者雇用の場では、まだまだ働く側の「できること」を、雇う側が正しく理解していないという現実があります。でも、ePARAを見ていると、障害がある人・ない人、異なる障害がある中でも、ゲームの中では公平に競い合えることがよく分かります。また、デバイスやルールを変えたら、公平性が増すことも、加藤家対戦となった「ぷよぷよ」の例からも分かりました。
障害がある人・ない人にどうしたら公平な機会を与えられるかに、ゲームの中で「気づく」ことが、障害者雇用の偏見もなくしていくことにつながっていく、ということを実感できる大会でした。第2回開催にも期待がかかります!
ぷよぷよ:(販売元)株式会社セガゲームス
鉄拳7:(販売元)株式会社バンダイナムコエンターテインメント
TEKKEN™7 & ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
中1自閉症娘の予定忘れにハラハラ!自己管理できる?夫の助言で気づいた「手助けしない愛情」