子育て情報『漫画でわかる「親なきあと」本や、発達ナビのコラムも人気・楽々かあさんによる「声掛け変換」がわかる本、ディスレクシアの子が楽しくまなべる注目の2冊など、今読みたい本がずらり』

2020年7月23日 14:00

漫画でわかる「親なきあと」本や、発達ナビのコラムも人気・楽々かあさんによる「声掛け変換」がわかる本、ディスレクシアの子が楽しくまなべる注目の2冊など、今読みたい本がずらり

ひらがなを書くことや読むことに苦手意識のあるお子さんにオススメの一冊です!


ディスレクシアについて理解して、「読む」トレーニングができる「読むトレGO!」

本書は、大きく2つの内容で構成されています。前半は【かいせつ編】。ディスレクシアとは何なのか、どういうトレーニングが必要なのかという解説です。後半の【トレーニング編】はドリルのような実践編。ひらがな、カタカナ、漢字入り語句、同音異義語、四字熟語、そして「腕試し」として中学生以上の内容も収録しています。また、Nintendo Switchのゲームソフトと連携しており、楽しみながら続けることができるようになっています。

著者である平岩幹男先生は、自閉症スペクトラム障害の子どもをたくさん診てきた小児科医です。先生が診てきた中には、読むことに困難さのある子どもたちも数多くいました。
ディスレクシアは人口の数%いると言われていますが、広く認識されているとは言えません。それゆえに対応がどうしても精神論によってしまい子どもも苦しい思いをしてしまいがちです。

平岩先生はそんな現状に対して、まずディスレクシアというものに気づくことが大切だと語っています。そのうえで、「きちんとやりなさい」といった声かけではなく、系統立てた練習が必要だと言います。文字を読むことが苦手なお子様にぜひお試しいただきたい一冊となっています。


ことばの語用障害について詳しく解説!『子どもの「コミュ障」』

本書では、2017年3月に金沢大学を定年退職し、現在は同大学子どものこころの発達支援センターで特任教授を務める大井学さんが子どもの「語用障害」について解説をしています。

タイトルで「コミュ障」という言葉が使われていますが、著者は第1章のなかでこの「コミュ障」を「語用障害」と定義しています。統計から子どもの場合は、発達障害・言語障害のある子どもの語用障害と、障害のない子どもの語用障害が起こる範囲が重なっている部分が大きくあり、発達障害と診断はされないかもしれないグレーな子どもにも、「コミュ障」はみられると大井さんは語っています。


本書は、実際にあった事例をもとに、子どもの「コミュ障」自体を問題にするのではなく、コミュニケーションに特性がある子どもが「生きづらさ」を感じないためにどうすればいいのかという点について、周囲はどういったサポートができるのか、どういった環境をつくってあげることが望ましいかなど、詳しく説明されています。

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