子育て情報『イヤイヤ期の「困った」どう乗り越える?発達障害がある場合の対応方法は?』

2021年5月25日 14:15

イヤイヤ期の「困った」どう乗り越える?発達障害がある場合の対応方法は?

大変なイヤイヤ期ですが、もちろん永遠に続くわけではありません。3歳ごろになると少しずつ社会性が身につき、少しなら我慢することもできるようになります。自分ができること、できないことの予測も立てられるようになり、だんだんとイヤイヤ期を卒業していきます。


なんでもイヤイヤでお手上げ!保護者はどうしたら?

「自我の芽生え」「自立の一歩」とはわかっていても、日々のイヤイヤに応戦するのは大変ですね。「早くしなさい!」「自分でやるっていったんだから、最後までやりなさい!」と叱ってばかりでは、保護者も疲れてしまいます。かといって、イヤイヤ期の子どもに理屈を説いたり、効率のよい方法を教えようとしても、それは無理というもの。きちんとしつけなくては、と焦る必要もありません。

この時期に心がけたいのは、子どもの「やりたい」という強い気持ちを受け止めてあげることです。
そして、「やりたい」が「できた!」という達成感へとつながるように、環境を整えていきましょう。
たとえば、日々の身支度。洗面台には踏み台を置き、タオルも手が届く位置にかけておけば、スムーズに手洗いができます。靴に左右がわかるシールを貼ったり、子どもの洋服は引き出しの一番下の段に入れて自分で出せるようにする、なども一案です。お子さんのイヤイヤに繋がりやすいポイントを観察して、先回りして自分でできる環境をつくっておくことで、子どもの「できた!」をサポートしましょう。

また、かんしゃくを起こしたときには、ぜひ子どもの気持ちを言葉にしてあげましょう。「イヤだったんだね」「自分で開けたかったんだよね」、こんなふうに代弁してもらうことで、ぐちゃぐちゃになっていた気持ちも整理されます。そして、だんだんと自分でも言葉で気持ちを伝えられるようになっていきます。

子どもの言葉に、おうむ返しで答えるのもおすすめです。たとえば、「帰らない! まだ遊ぶ」とダダをこねられたら、「そっか、まだ遊びたいんだね」とくりかえしてみましょう。保護者が自分の言葉を否定しないで聞いてくれる、と思うことができれば、子どもの心はすーっと安心します。イヤイヤが吹き荒れていた心が静まれば、自分から「おうちに帰る」という言葉が出ることも。そんなときは、思いっきり抱きしめて、たっぷりほめてあげましょう。

してほしくない行動ではなく、適切な行動にフォーカスするのもストレスのない方法です。

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