2021年5月25日 06:15
【新連載】精神科医・田中康雄先生――肩の力を抜いて相談して。精神科の役割と、大切にしていること
そうしたことが、できるだけ肩の力が抜けて相談できるよう、環境、雰囲気を大切にしたいと思っています。精神科は生活相談する場所でもあります。生活相談は多種多彩です。
漫画(ドラマ化もされた)『深夜食堂』のマスターの台詞に「できるものなら、なんでもつくるよ」というのがあります。生活相談も「できるだけのことはするよ」というようなことです。同時に子どもたちや保護者、関係者にも「できることはしてね」と思っています。
できること、でいいのです。
「どうして母乳じゃないの?」実母や祖母、義姉は母乳育児。ミルク育児の私は母親としての自信を喪失…