トイレトレーニングはいつから始める?準備や進め方のコツ、発達障害がある子のトイトレについても解説
トイレトレーニングはいつから?
生まれたての赤ちゃんは膀胱が小さく、おしっこを溜めておくことができません。赤ちゃんは意思とは無関係に反射的におしっこをしていて、回数も頻回!1日に10数回もおむつ交換をしていたことを、懐かしく思い出すママ、パパも多いでしょう。
1歳半ごろになると膀胱も成長し、排尿の間隔があいてきます。また、脳の神経伝達も発達するため、おしっこが溜まる感覚もわかるようになってきます。
トイレトレーニングには、こうした体と心の準備が不可欠です。親が主導して「今日からトイトレ」と始めるべきものではなく、子どもの「準備OK」のサインをキャッチしてからスタートするもの、と心に留めておきましょう。
トイレトレーニングの始めどきに迷ったら、次の3つを参考にしてください。
「おしっこの間隔が一定時間あいている」
膀胱が発達し、一定時間尿を貯めておく機能が発達してくると、だんだんとおしっことおしっこの間隔があくようになってきます。
2時間以上あけば、トイレトレーニングの始めどきです。おしっこの間隔は、おむつを交換してから“おしっこライン”が出るまでの時間をチェックしたり、おしっこの前やおしっこ中にモゾモゾしたりなど、表情の変化や仕草がないかを見るとわかりやすいでしょう。
「ひとりで歩ける」
ひとりで歩ける程度の運動発達段階となっていることが一つの目安です。
※身体障害などがある場合はこの限りではありません。
「コミュニケーションの理解が進んでいる」
トイレトレーニングには、大人からの「おしっこ、出る?」「トイレに行こうか?」といった呼びかけや、絵カードなどでの指示などを理解する力が必要です。
※発語がない、少ない場合でも指示の理解が一定できればスタートの目安となります。
トイレトレーニングを始める前に準備しておきたいこと
子どもの体と心の準備が整うことはもちろん、親の側もトイレトレーニングについて予習をし、準備をしておくことが大切です。
おむつ替えのときに「おしっこ出たね」「おむつを替えると気持ちいいね」など声をかけることも、トイレトレーニングのための大事な準備。
赤ちゃん時代からこうした声がけを意識するといいでしょう。おむつが濡れた感覚や、おしっこが出る前後の感覚をつかむ手助けになります。また、おしっこのときにもじもじしたり、落ち着きがなくなったり、おむつを触ったりするなどの決まった仕草をしているようであれば、おしっこの“サイン”として覚えておきましょう。