子育て情報『抱っこを嫌がる?赤ちゃんの「そり返り」の原因は?病気や発達障害との関係、対処法などを解説』

2021年8月28日 16:15

抱っこを嫌がる?赤ちゃんの「そり返り」の原因は?病気や発達障害との関係、対処法などを解説


赤ちゃんを抱っこしたときの「そり返り」ってどういう状態?

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赤ちゃんを抱き上げたときに、背筋をピーンと伸ばし、足までつっぱったり、体をよじらせたりするようにしてそり返ることがあります。

同じ大きさ・重さの赤ちゃんだったとしても、抱っこしたときに、腕と胸の中にすっぽりと納まってくれたら、そこまでつらくなるほどの重さは感じません。でも、そり返ってしまうというだけで抱っこはしづらくて、とても疲れるものです。


赤ちゃんの意思表示としての「そり返り」

「そり返り」には、赤ちゃん自身の意思が現れているようなときがあります。成長段階を追って見てみましょう。
生まれたばかりですと、まだそり返ることはできませんが、音に反応して両手足を挙上するモロー反射などの原始反射があります。さまざまな原始反射が消失していくことで徐々に次のステップへ発達していくのです。

首がすわる少し前くらいから、赤ちゃんが横抱きにされた姿勢を嫌がって泣くことがあります。
こんなときは、抱っこの仕方を変えてみましょう。座らない首を支えて縦抱きにすると、泣き止むことがあります。首がすわる3~4ヶ月ごろからが多いようですが、この時期は抱っこがイヤというよりも、横に寝かされた状態がイヤだと言っているかのようです。

心と体が成長してくると、自分の意志で体を動かしたいという欲求が赤ちゃんには生まれてきます。寝返りが始まる5~6ヶ月ころには、そり返るというよりは、腰をひねろうとする様子が見られるようになります。この寝返りも原始反射が消失しないとできません。

こうしてだんだん、興味の対象物の方向に体を向けようとして、体を動かすようになっていきます。

7ヶ月ころになると手をついて座れるようになります。
このときにそり返りがあると座れません。 また、ハイハイや伝い歩きが始まって、自分の意志で行動できるようになるころにも、抱きかかえられて行動を制限されるのを、のけぞって嫌がることがあります。

そり返ったり、抱っこを嫌がったりすることは赤ちゃんの意思表示であり、成長にともなってよくあることなのです。


そり返りがあるときの対処法。こうすると安心

赤ちゃんの意思表示であることは分かっていても、抱っこしなくてはならないときもたくさんあります。抱っこをするとそり返ってしまうときには、まずは抱っこの仕方を変えてみましょう。

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