2021年10月13日 06:15
「療育は必要ない」ASD息子へのスタンスは夫婦で違っても。子どものためにも大切にしたい、パパとの関係
と言って思う存分ミミに遊ばせました。これは私とミミだけの秘密です。
怒ると子どもみたいに怒鳴ったり、黙ったりしてしまう こともあるパパだけど、ジャンケンで遊んでくれたり、お風呂に一緒に入ってその日の出来事を話したり、パパがつくったチャーハンは美味しいからミミの大好物!怒鳴ってしまうパパを私がフォローすることが多いけど、私が怒って爆発してしまったときはパパがミミに寄り添ってくれて、ミミの気持ちを代弁してくれたこともありました。
パパはミミの特性を個性と捉えて、そのままのミミで受け止めてくれているんだと思います。本音を言えば、パパには普段からもっとミミの特性に合った接し方をして欲しいなという思いがありますが、ブレない意志をもつパパも「療育」についても最初のころと比べてほんの少し理解してくれているように思います。ミミとふーを育てるパートナーとしてこれからもお互いを補い合いながら子育てしていきたいと思います。
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執筆/taeko
(監修:初川先生より)
お子さんの特性に合わせて、そして療育で学んだ知識を活かしながら対応に工夫されていらっしゃるのですね。
お母さんにはお母さんの思いがあり、お父さんにはお父さんの思いがある。どちらもミミくんが健やかに育ってほしいと願うからこそのものです。特性に合った手立ては確かに有効ですが、それをお父さんにもやってもらうよう要請すると、お母さんからするととても労力がかかってしまいます。現在taekoさんが工夫されているように、お父さんの本意をミミくんにフォローすることで持続可能な手立て、持続可能な夫婦のパートナーシップが築けているのだと思います。知識から入るよりも、実践から入る方が得意な人もいます。お父さんがミミくんに伝わりやすい言い方を体得するうちに今後関わりがどんな風に変化するのか(しないのか)もほんのり注目してみるのもいいかもしれませんね。
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