子育て情報『ADHD息子の忘れ物対策を続けること20年!せっかくメモをしても活用できないのはなぜ?社会人2年目、ようやく自分でメモを取るようになって…!?』

2022年3月15日 14:15

ADHD息子の忘れ物対策を続けること20年!せっかくメモをしても活用できないのはなぜ?社会人2年目、ようやく自分でメモを取るようになって…!?


ADHD息子、注意欠如の項目は「重度」

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※以前は「注意欠陥」という診断名でしたが、2013年に刊行された「DSM-5」で「注意欠如」に変更されました

わが家のADHDで広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)がある息子リュウ太は発達障害の診断では注意欠如の項目が「重度」という診断でした。忘れ物、なくし物は数知れず…うっかり忘れるのは、特性であると受け入れ、家族がフォローするしかないと決意したのはいうまでもありません。

学童期では学校に持っていく物は玄関のドアノブにぶら下げておきました。それに加えて、週の始まりの月曜日は上履きや体操服など、持ち物が多いので玄関を出るときに一声かけることが通例でした。


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家庭内では口頭で伝えても息子が忘れてしまいそうなことは、息子の目線がいく場所に蛍光色などの大き目の付箋に短い文を書いてメモを貼るなどの対応をしていました。(「便座のフタしめる」や「リモコン戻す」など)

しかし、メモを見ても息子は忘れてしまったり、気をつけられないこともあります。
成人した息子に当時を振り返って、メモについて感じていたことを聞いてみたら、こんなことがあるそうです。

・メモを見て「あぁそうだった!注意しなきゃ」と思っても次の瞬間忘れちゃう
・再びメモを見れば思い出すけれど、メモを見ても考えごとをしていたらスルーしちゃう
・メモを見せてもらいながら、声かけも同時にしてくれないと何を伝えているのか分かりにくい

など。

中高生になると、物の管理を自分で行うことが多くなります。なかなか家族が全部フォローはできない上に、忘れ物をしてしまうと困った結果になることが多いため、自分でもメモするクセをつけて工夫するように息子に促していましたが、面倒くさがりの息子はなかなか自分からメモを取るなどの対策はしませんでした。

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息子のスケジュール管理も母が担当⁉

息子はメモをしても忘れ物、なくし物は減らないからムダと思っていたそうです。

スマホのスケジュール機能やアラームを使うと便利だということも、分かってはいてもセットすることを忘れる息子。結局息子のスケジュールは私が管理していました。

「オレ自分で管理できないから助けて、オレが予定を言うからお母さんがメモしておいて」

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