子育て情報『乳幼児健診(0歳児健診)とは?検査でチェックするポイントや持ち物、病気や障害、発達の遅れを指摘されたときの対応も解説【小児科医監修】』

2022年12月30日 14:15

乳幼児健診(0歳児健診)とは?検査でチェックするポイントや持ち物、病気や障害、発達の遅れを指摘されたときの対応も解説【小児科医監修】


乳幼児健診(0歳児健診)とは?健診を受けるとなにが分かるの?

乳幼児健診(0歳児健診)は身長や体重を測るだけではなく、赤ちゃんが健康に成長・発達しているかを確認し、栄養状態、先天性疾患を含む病気の有無、予防接種の時期や種類の確認などを行い、疾病の早期発見・早期治療につなげる上で役立てられています。

乳幼児健診は日本では1960年代から関東を中心に少しずつ広まってきました。心臓や子宮がんなどの単一臓器の「検診」と違って乳幼児健診は全身を診るので健康診断を略して「健診」と呼ばれています。

このコラムでは乳幼児健診はいつ受けるのか、どんな検査をするのか、どんな持ち物を用意すれば良いのかなどの情報と、首のすわりが遅い、視線が合いづらい、お座り、寝返りなどができないなど、どのような場合に要観察になるのか、気になる発達の目安について解説します。


乳幼児健診(0歳児健診)のスケジュールとは?全部で何回受診する?

0歳児に行われる主な健診は、次の4回です(※)。
1ヶ月健診
3、4ヶ月健診
6、7ヶ月健診
9、10ヶ月健診

母子健康法により「1歳6ヶ月」と「3歳」の健診は法的義務とされています。0歳児での健診は義務化はされていないものの、3、4ヶ月健診はほとんどの自治体で実施されています。また、自治体から指定されていない月齢でも、任意で乳幼児健診を受けることが可能です。
保護者の都合等で当日健診に行けない場合は、かかりつけ医にも相談してみてください。

(※)自治体によって異なる場合があります。ここでは、一般的な健診スケジュールと健診内容、要観察になる目安を紹介しています。


1ヶ月健診主に発育・発達の具合を診ます

生後1ヶ月の健診は、母体の状態を診るための産後健診と合わせ、主に出産した産院で行われます。チェックするのは次のような項目です。

基本的には1日30g以上体重が増えているか成長を確認します。つまり産科退院時より1ヶ月経って1kg以上体重が増えていれば問題ありません。身長を測る際に両脚を伸ばすと股関節脱臼しやすいので注意が必要です。


モロー反射(原始反射)が左右対称かどうか、鎖骨骨折や四肢麻痺の有無を確認します。難聴がある場合は反射が出ず、音過敏がある場合は反射の頻度が多くなります。臍ヘルニア(でべそ)と湿りを指摘された場合は、小児科を受診しましょう。

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