2023年1月18日 06:15
本当に言葉が遅いだけ?わが家だけ「母子分離」に進めなかったプレ幼稚園。自閉症診断前に感じた周りとの発達の違い
そのころには公園のベンチで「スバルは発達障害があるかもしれない」と考えるようになっていました。
集団の中ではなく一対一なら話が通じ、人が好きで興味があることには集中して座っていられるスバル。周りに気が散るものがない個室で受けた発達検査では困りごとが見つかりにくく「言葉が遅いだけ」と診断されたのかもしれません。
私もプレ幼稚園に入るまでは「言葉が遅い以外に困りごとはない」と思っていました。しかし本当はたくさんの困りごとを抱えていたのです。
それでも「言葉が遅いだけ」と診断された事実から「言葉が出たら全てが良い方に変わるかも」というほんの少しの期待が捨てきれずにいました。そしてそれが心の底でゆらゆらして、次へ進む決断ができずにいたのでした。
執筆/星あかり
(監修:鈴木先生より)
健診では目で見える多動や耳で聞こえる言葉の遅れに対して主眼を置いているため目や耳では分からない情緒面からのアプローチがほぼないのが今の日本の現状です。
悲しいことにそれは乳幼児健診に限ったことではなく、学校健診においても同様なのです。個人名を呼んであげないと理解できないのも自閉スペクトラム症の特徴です。注目してあげないといけないのです。初めは様子を見ていてもいいのですが、親がほかのお子さんと何か違うなと思ったときがサインだと思います。気づいて医師に相談したときが早期発見だと思えばいいと思います。
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