2023年3月4日 14:15
「空気が読めない」小5発達グレー長女、先生から無視、クラスでもいじめられ…このまま進学して大丈夫?私立中学受験、引っ越しを決断したわが家の今ーーユーザー体験談
ADHDと自閉スペクトラム症(ASD)傾向のある娘
わが家には、ADHDと自閉スペクトラム症(ASD)の傾向がある長女(現在は成人しています)と、重度知的障害がある次女がいます。今回は、長女の小学校での出来事をお話しします。
長女は、発達障害の正式な診断は受けていませんが、小さいころからコミュニケーションが苦手で、「空気が読めない」ことがたびたびありました。次女と一緒に発達支援施設に通いながら、先生方に成長をサポートしていただき、地元の公立小学校の通常学級に入りました。行き渋りなどもなく元気に通っていたのですが…。
小学5年生に進級したばかりのころ。担任の先生が授業の終わりに、「今日の授業がつまらなかった人は手を挙げてください」と問いかけたそうです。もちろん先生が冗談で言っていることを理解して同級生は誰も手を挙げなかったのですが、長女だけが素直に手を挙げてしまいました。
それをきっかけに、担任の先生から無視をされるようになり、クラスの中でもいじめられるようになってしまったのです。
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中学校進学への不安、発達支援施設の先生に相談をすると
なぜ、先生はそんな問いかけをしたのでしょう。小学校生活は残り2年あります。そして、このまま同級生たちと同じ公立中学校に進学したらどうなってしまうのだろうか…。不安で仕方がありませんでした。
そこで、次女がお世話になっていた発達支援施設の先生に相談をしました。すると、「私立の中学校のなかには、発達障害などの特性がある子どもを受け入れていて、対応にも慣れている学校があるのではないか」とアドバイスをいただきました。
「私立中学校という選択肢があるのか!」私たち夫婦は目からうろこでした。
当時住んでいた地域には私立中学校がほとんどなく、中学校受験をすることなど考えたこともありませんでした。
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ただ夫婦で相談し、「このままではいけない」という思いに突き動かされて、急いで情報を集めました。今はインターネットで発達障害などがある子どもへの支援体制、保護者からの評判なども容易に調べられる時代ですが、当時は頼れるものといえば本のみ。塾も比較したりはできず、家から一番近いところに通うことにしました。
あとから知ることになるのですが、中学校受験の準備を小5から始めるのは、かなりギリギリでした。