子育て情報『2歳妹も「言葉が遅い?」早期療育、診断はないけど受けられる? 自閉症兄とは違った集団療育と、4歳になった今の様子』

2023年3月24日 06:15

2歳妹も「言葉が遅い?」早期療育、診断はないけど受けられる? 自閉症兄とは違った集団療育と、4歳になった今の様子

こうして私は発達支援センターに相談し、それからは娘のことで時々通うようになりました。


かつて息子が通った療育施設、でも娘と息子で療育内容は全然違う

2歳妹も「言葉が遅い?」早期療育、診断はないけど受けられる? 自閉症兄とは違った集団療育と、4歳になった今の様子の画像

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娘は最初の1年間は、年齢や必要度などの関係から集団療育は勧められず、発達相談と個別療育での対応となりました。数ヶ月に一度発達支援センターに行き、先生に娘の様子を見てもらいながら一対一でいくつかの課題をして、最後にその日の振り返りの面談をします。

その中で、やはり娘は言葉以外の日常生活のことはちゃんとできているけれど、実年齢に比べて言葉の面で遅れがみられるため、丁寧に見ていったほうがいいと言われました。
具体的には
・語彙が少なく、ものの名前の認識が弱いので「これ」「それ」などの便利な言葉を使いがち
・言葉を違う意味で捉えていたときに修正するのが難しく、何度も伝える必要がある
・数字は言えるけれど、概念としての把握はできていない
などの課題が挙げられました。
これらの課題を克服していくために、年少になる次の1年はもう少し頻度が多い、月2回の集団療育に通うことになったのです。

ここで、息子の療育を振り返ってみます。
息子の場合は、後に重度知的障害と診断されるほど明らかな発達の遅れがあったので、療育の主な目的は身辺自立でした。
必然的に療育の頻度も多く、週の半分くらいは通いました。
療育の内容も、言葉を交わさなくても気持ちを伝えられることや、身辺の自立を生活の中で少しずつ進めていくことが主な目的で、発語がないお子さんも多かったです。幼稚園や保育園には通っていないお子さんもいましたし、子どもたちにとって安心できる居場所としての意味合いも大きかったように思います。

対して娘の療育のクラスは頻度も少なく、あくまで生活の中心は保育園でした。保育園では学びきれないことを補う形の、お勉強や習い事に近い療育だったように思います。娘の集団療育のクラスに通うお子さんはみんな、ぎこちなさがあっても話すことができましたし、机を前に椅子に座って課題に取り組んだり、集団でルールのある遊びをしたりしていました。娘と息子、2人の療育を見てきて、ひとことで「療育」といっても本当に幅広いと感じたものです。


1年が経ち、目覚ましい成長を見せた娘、療育は卒業?

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今、娘は4歳となり、この春には年中になります。

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