2023年4月17日 06:15
発達障害中1息子は「自由」が苦手。テーマ決めに毎日2時間超…終わらない宿題に、母がした提案とは?
自主学習のテーマが決まらないコウでした
Upload By 丸山さとこ
コウの通っている中学校では、基本的に毎日自主学習の宿題があります。テーマを決めてノートをまとめたり問題の解答を書いていったりするものなのですが、コウにとっては難しい宿題でした。『自由にテーマを決められるから』です。
「〇〇の単元をまとめなさい」という指定はなく、自分がやりたいと思った学習をまとめればよいので、本来であれば負担を自分で調整することもできる宿題なのだろうと思います。
ですが、自由に決められるからこそコウにとっては「テーマが決まらない」「テーマは決まったけどどこまで書けばいいか決められない」となってしまい、負担の大きな宿題として毎晩頭を悩ませていました。
「テーマが決まらない」と言うコウに「今日やった授業の範囲をまとめたら?」「ワークを解いて答えを書いたら?」といくつか提案をしてみたものの、「う~ん…今日はそういう気分じゃない」と煮え切らない様子。
「宿題のテーマが決まらないのに気分とか言ってる場合じゃなくない!?」とは思いましたが、気が乗らなければどうにもならないのが私の息子…ということで様子を見守っていると、テーマ決めに2時間かかっています。
いよいよあきらめて、今日やった授業の範囲を写し始めてからさらに1時間…合計3時間過ぎたものの終わらず、途中で夕食を挟みながら夜中までかかってようやく完成することもしばしばでした。
テーマ選びは「狭めた範囲」から!
「このままじゃ3年生になっても塾に行く時間がとれないね」と言うと、コウも「このままじゃマズいよね~」とは言うものの、テーマ選びに妥協する予定はないようです。
これは、自然に解決するのは当分難しそうだな…と思った私は、「このページを写したらOK」と言えるくらい情報がコンパクトにまとまっている参考書を数冊用意しました。
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それらの参考書自体は喜んで読んだコウでしたが、それからもテーマ選びにはしばしば悩んでいました。それでも、どうしても決まらないときや「今日はもう時間がない」というときには、新しく買ってきた参考書から写してくれるようになりました。シンプルな図解で写しやすいものや1ページの情報量が少ないものからテーマを選べるようになったため、『実際にノートに写したときの負担』や『ページを埋める分量』がイメージしやすかったそうです。