子育て情報『新学年・新生活を応援!ワーキングメモリがのびるワークシート、「書けない」克服のワークブック、発達障害のある子への接し方厳選100スキルなど多様な支援のヒントにつながる注目の5冊をご紹介!』

2023年4月15日 06:15

新学年・新生活を応援!ワーキングメモリがのびるワークシート、「書けない」克服のワークブック、発達障害のある子への接し方厳選100スキルなど多様な支援のヒントにつながる注目の5冊をご紹介!

さんのイラストや漫画によって、誰にでもわかりやすく描かれています。

発達障害やグレーゾーンなど、これまで2000人を超える人の支援に関わってきた特別支援教育のエキスパートが送る「支援スキルの大全集」。学校や家庭で、困りごとを抱えたお子さんをサポートする方々にとって、手元に置いておきたい一冊となるのではないでしょうか。


当事者の生きづらさを告白ーー『家族から放置されて発達障害に気づかないまま大人になりました』

発達障害は病気ではありませんが、その特性に本人とその家族が気づかないまま育った場合、精神的なストレスが重なり、精神障害を発症してしまうことがあり、それを「発達障害の二次障害」や二次的な問題と呼ぶことがあります。

本書は、生きづらさを抱えたまま30歳を過ぎてから発達障害と診断された主人公ネコゼさんの自伝を原作に、『生きづらいと思ったら親子で発達障害でした』の著者モンズースーさんが漫画化した実録コミックエッセイです。

「渋る母をどうにか説得して精神科受診を許してもらえた嬉しさは、高校に合格したときよりも大きかった」。物心ついたころから両親の関心は常に障害がある兄たちへと向けられていました。定型発達であると思われていたネコゼさんは「普通の子」と両親から呼ばれ、兄たちの世話を任されることも多く、常に我慢を強いられ育ちました。


しかし、彼女自身も小学3年生のころから「繰り返し手を洗う」「男性とすれ違うことができない」といった、発達障害の二次障害である「強迫性障害」の症状に悩み苦しみ続けていましたが、もちろん両親は知る由もなく…。

学校生活、高校受験、初めてのアルバイト、仕事など、自身の特性に気づかぬまま生活する当事者の生きづらさがリアルにつづられた本書は、医師の解説も記され発達障害の理解を深めてくれ、自分らしく生きようとするネコゼさんにエールを送りたくなる内容です。もし周りにネコゼさんのような人がとしたら、親や祖父母、友人、職場の人など、それぞれの立場で「私に何ができるのか」と、考えるきっかけを与えてくれるのかもしれません。


特別支援教育の視点を取り入れた学校全体の変化ーー『私学流 多様性をインクルージョンする「個別最適な学び」につながる取り組み』

文科省の最新調査では、通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒は、小中学校では8.8%、高校では2.2%ということが明らかになりました。

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