子育て情報『友達と会話無し!?場面緘黙小3次女が「なんとかクラスにいられる」から「学校好き!」に変わったワケ』

2023年4月27日 06:15

友達と会話無し!?場面緘黙小3次女が「なんとかクラスにいられる」から「学校好き!」に変わったワケ

場面緘黙のあるお子さんが、学校での話をうちに帰ってからたくさんお話ししてくれるようになったというのはとてもうれしい変化ですね。学校での生活に主体的に入れるようになったことの現れですね。学校でたくさん吸収してきたことをその場では話せなくても、家に持ち帰ってお話しすることで、お子さんの学校の一日が完了するのかもしれません。
担任の先生の取り組みがとても素晴らしいです。場面緘黙がある場合、気を遣われすぎて何もしなくてもいいよという関わりも、何とかして話させようという関わりも本人にとっては居心地悪く負担になりがちです。今回のエピソードでは、話せなくてもお子さん自身が「そこにいる」ことを実感できるよう、負荷をかけすぎず上手に活動に巻き込んでくれています。先生もお友達も、自分のことを見てくれていると感じられる場面が積み重なって、「学校が好き」という発言につながったのでしょうか。うれしいエピソードをありがとうございました。


コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。


ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

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