2023年5月18日 06:15
突然の退園勧告、徹夜で幼稚園探し。「自閉症息子を受け入れてくれる園はあるの?」泣きながら電話をした結果…
10件、20件電話をかけて全部断られるつもりで始めた幼稚園探しでしたが、実際には3件電話して3件とも見学や面談に呼んでくださり、入園もウェルカムという結果になりました。本当に予想外のうれしい結果になりました。3つの幼稚園にはそれぞれの良さがあり、どの幼稚園の方針がスバルに向いているのだろうと頭を悩ませました。しかし最終的には最初に電話したこの幼稚園に決めました。
Upload By 星あかり
電話で先生からかけてもらった優しい言葉の記憶は何年経っても色あせることなく心に残っています。スバルと共に成長する中で孤独を感じたとき、スバルと2人だけの世界に逃げ出したくなったときにふと思い出し「この世界には私たちを心配して一緒に考えてくれる人がいる」と前を向くお守りのような言葉になりました。
執筆/星あかり
(監修:初川先生より)
新しい幼稚園探しのエピソードをありがとうございます。
退園を言い渡されたあの夜にリサーチされたのですね。本当にお疲れ様でした。退園を言い渡されると、社会から拒否された感じ、世界から拒絶された感じがされるとのことでしたが、同じような思いをされた保護者の方も多くいらっしゃることと思います。排除された、入れてもらえなかったということの保護者の方への衝撃の大きさ、計り知れないほどだったとお察しいたします。
さて、衝撃を受け、眠れぬ興奮した頭でリサーチをして、翌朝から電話をかけ始めたとのこと。電話で確認・質問することをフローチャートにまとめられたこと、素晴らしいです。緊張しながら、そしてそもそもの心持ちとして穏やかならぬ心で話をしなければならないときは、そうした準備がとても大切です。
勇気をもってお電話されて、そしたら予想外のあたたかい言葉をいただけて。
新しい園探しは順調に進んだようで何よりです。お子さんに何らか課題や障害があると分かっている場合、そうした経緯や状態について整理してお伝えするとスムーズに進みやすい面はあります。前の園のようにNGの場合は早い段階でそう伝えてくるでしょうし、そうではない場合は事情を知ったうえで建設的な話が展開されやすくはあります。お子さんをうまく受け入れていただけるか不安だと、場合によっては、できれば言わずに隠しておきたいと思うこともあるかもしれませんが、知っていることや経緯について話してそれを受け入れてくださる園(先生方)