子育て情報『ADHD(注意欠如・多動症)とは?3つのタイプ、特徴、原因、治療方法、併存しやすい疾患など【保存版!発達ナビADHDコラム一覧/専門家監修】』

2023年5月21日 06:15

ADHD(注意欠如・多動症)とは?3つのタイプ、特徴、原因、治療方法、併存しやすい疾患など【保存版!発達ナビADHDコラム一覧/専門家監修】

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-04-003.html
参考:厚生労働省「ADHD(注意欠如・多動症)の診断と治療」

ADHD(注意欠如・多動症)の治療には、療育や教育などの心理・社会的アプローチと、薬物療法などの医療的アプローチがあります。

療育では、環境調整・ソーシャルスキルトレーニング・ペアレントトレーニングといった手法が用いられます。このような発達支援は、発達障害専門の病院や公立・民間の「児童発達支援」「放課後等デイサービス」などで受けることができます。

現在、ADHDを完全に治癒させる薬はありません。しかしながら、不注意・多動性・衝動性の症状を緩和する対症療法としての薬物治療はしばしば行われています。ADHDの治療に主に用いられているのは、メチルフェニデート徐放錠(コンサータ®)、アトモキセチン(ストラテラ®)、グアンファシン徐放錠(インチュニブ®)です。また、2019年12月からは、リスデキサンフェタミン塩酸塩カプセル(ビバンセ®)が使用可能になりました。それぞれの薬剤は用量、用法や、効き方、副作用などが異なるため、状況に応じて使い分けられます。


障害者手帳とは、障害のある人が取得できる手帳の総称です。身体障害者手帳(視覚障害、聴覚障害、肢体不自由など)、療育手帳(知的障害)、精神障害者保健福祉手帳などの種類があります。障害者手帳を取得することで、障害の種類や程度に応じてさまざまな福祉サービスを受けることができます。

ADHD(注意欠如・多動症)や、二次障害としての精神障害が原因で日常生活へ支障がある人は、精神障害者保健福祉手帳を取得できる可能性があります。また、知的障害を伴う場合、療育手帳の対象となることもあります。精神障害者保健福祉手帳の申請には医師による診断書が必要ですが、療育手帳の申請には医師による診断書は不要です。詳しくはお住まいの市町村にお問合せください。


ADHD(注意欠如・多動症)と併存しやすい障害や疾患と、症状の例

ADHD(注意欠如・多動症)はさまざまな併存症があると言われています。
自閉スペクトラム症(ASD)、学習障害・限局性学習症(LD・SLD)、発達性協調運動症(DCD)、知的発達症(知的障害)、うつ病、双極性障害(躁うつ病)なども併存することがあります。

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