子育て情報『自閉症息子の小学校選び「学校見学は夫婦で」が重要だったワケ』

2023年6月23日 14:15

自閉症息子の小学校選び「学校見学は夫婦で」が重要だったワケ

執筆/べっこうあめアマミ

(監修:新美先生より)
就学前の学校見学のご経験について詳しく聞かせていただきありがとうございます。
保育園・幼稚園と小学校とでは、環境ががらりと大きく変わります。十分に準備をして就学を迎えたいものです。べっこうあめアマミさんがおっしゃっているように、年中さんごろから就学に向けた検討を始められると余裕があり安心ですね。まだ1年以上先なら、成長・発達があるかもしれないからもう少し待ってみたいという考えもあるかもしれません。ですが、年少・年中時点で気になる特性は、同じ環境の園にいるうちに慣れて目立たなくなったとしても、大きな環境変化を伴う就学後に再び前面に現れてくることがあります。年中時点で気になることがある場合、お子さんにあった環境選びについて広く情報を集めて、適した環境が選べるように動き始めるのに早くはないと私も思っています。
また、べっこうあめアマミさんがおっしゃるように、就学に関わるさまざまは、できる限り両親で共有していけるといいですね。
視点が異なり、ときには意見が食い違うこともあるかもしれませんが、実際にお子さんがさまざまな環境で呈する姿をいっしょに見ていくことで、就学に向けての考えをすり合わせていきやすくなるといいですね。
学校見学や就学相談の仕組みについては、自治体ごとに異なるところもあるかもしれません。一斉の見学日が決まっている学校もあれば、個別に見学する学校もあると思います。詳しくはお住まいの地域でお尋ねいただければと思います。

コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。

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