子育て情報『3歳児の癇癪がひどい…イヤイヤ期と違う?原因や発達障害との関連/医師QA』

2023年6月22日 14:15

3歳児の癇癪がひどい…イヤイヤ期と違う?原因や発達障害との関連/医師QA


悪魔の3歳児?3歳児の癇癪がひどい理由は?2歳ごろのイヤイヤ期との違い

癇癪(かんしゃく)とは、大きな声で泣いたり、激しく叫んだり奇声を発したりするなどの興奮を伴う混乱状態を指します。気持ちのコントロールがうまくできない幼少期に起こりやすいと言われており、コミュニケーションの手段として習慣化することもあります。

乳幼児期(0~1歳)ごろはオムツが汚れている、お腹がすいている、眠いなどの生理的に不快な状況がきっかけで癇癪を起こすことが多いです。

1歳を過ぎると自分のしたいことがだんだんと分かってきます。保護者のしたことが自分のしたいことと違う場合に癇癪を起こすことも増えてきます。

2歳を過ぎると本格的な「イヤイヤ期」に入ってきます。「魔の2歳」なんて言葉も聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。発語も出てくるので、「いや!」と言葉で自分の主張をしてくることも増えるでしょう。


3歳になるとより一層知識・思考力が高まり、自分の主張を言えるようになってきます。「魔の2歳」のときよりも言葉も増え、体力もついてきているので「悪魔の3歳児」と呼ばれているなんてことも。

このコラムでは、
・3歳児の発達の特徴
・2歳のイヤイヤ期と3歳児の癇癪との違い
・3歳児の癇癪の原因
・ひどい癇癪は何歳まで?癇癪が落ち着く時期
・定型発達の子どもの癇癪と発達障害のある子どもの癇癪の違い
・癇癪がひどい場合の相談場所
など、3歳児の癇癪にまつわるギモンから、子どもの癇癪にまつわる保護者のお悩みや困りごとなど専門家の先生のアドバイスを交えてご紹介します。


【小児科医に聞く】3歳児の癇癪で気になるギモンに小児科医が回答

ここでは、小児科医の藤井明子先生に3歳児の癇癪の原因や、ギモン、家庭や園、外出先での対応のコツについてお答えいただきます。

(質問)
イヤイヤ期がそろそろ終わるかと思ったら、3歳になって癇癪がパワーアップした気がします。3歳児の癇癪の原因は何ですか?癇癪はいつごろ落ち着くのでしょうか?

(回答)
3歳になると、言葉がふえ、短い文章で意思を伝えるようになり、感情の表現が豊かになります。運動面では、歩く/走るといった大きい運動(粗大運動)が向上するだけでなく、手先を使った細かい動き(微細運動)、たとえば積み木を積んだりといったことができるようになります。社会性も発達し、他者とのコミュニケーションが進み、自分の気持ち、人との関係性を意識するようになります。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.