子育て情報『発達障害小4息子、サマーキャンプに初参加!いじめ、パニック、涙の途中帰宅…それでも「行ってよかった」と思う理由』

2023年8月3日 06:15

発達障害小4息子、サマーキャンプに初参加!いじめ、パニック、涙の途中帰宅…それでも「行ってよかった」と思う理由

タケルくんはさまざまなイベントに参加してきて今回の経験をし、そしてその後もさまざま参加されているのですね。参加してみようという意欲が続いているのは素敵なことだと思います。お子さんによっては、一度つらい思いをすると似たようなイベントへの拒否が強くなることもあるかもしれませんね。

お子さんの成長度合いにもよりますが、イベントなどのスタッフの方の中に、「この子には発達的な特性が強くあるのかもしれない(発達障害があるのかもしれない)」と折にふれて“発達障害かも”というメガネをかけてお子さんのことを見ることができる人がいる(つまり、発達障害や発達的な課題への知識や経験がある)と、まずはお子さんの安心につながるだろうと感じます。知識の有無というよりも、イベント以前からの関係性があったり、細やかに個別対応できる人的余裕があったりすることでも、そのあたりはクリアできるかもしれません。ともあれ、お子さんが新奇性や非日常性の高いイベントに参加する場合は、まずは本人が安心しやすい設定かどうかを見るのも1つかなと思います。

失敗もまた「いい経験」、「転び方」を知る。ヒロさんの捉え方素敵ですね。
失敗がお子さんにとって大きな傷にならないように、ヒロさんらは近くで待機されていたり、女の子たちのサポートに気づいてみたり(振り返ってみたり)。イベントの前後でタケルくんへのフォロー体制を取られていたがゆえに、そのように捉えることができるのだろうと感じました。

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)

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