子育て情報『療育手帳は障害児育児の強い味方!福祉サービス、休日のお出かけ、税制面まで…「宝の持ち腐れ」にしないために』

2023年8月23日 06:15

療育手帳は障害児育児の強い味方!福祉サービス、休日のお出かけ、税制面まで…「宝の持ち腐れ」にしないために

そして、夜間の宿泊込みで息子を預かってもらう短期入所の利用。
これらは手帳とは別にそれぞれ受給者証の取得も必要になりますが、非常に助かる福祉サービスです。
移動支援も短期入所も施設を探すハードルが高く、利用までは時間がかかりますが、障害がある子どもの付き添いや預け先を確保しておく安心感ははかりしれません。

手帳を提示すると、駐車場料金が無料になる都立公園は非常に多いです。公園以外でも、都立のレジャー施設の入場料などが同伴者含め無料になったり割引になったりします。民間のレジャー施設の入場料も手帳の提示で割引になることが多いため、休日のお出かけに手帳は必須の持ち物です。

知的障害や発達障害などがある子どもとのお出かけでは、レジャー施設に行っても何かしら本人にひっかかるところがあって入れなかったり、癇癪を起こして早々に出ることになる場合もあるでしょう。
しかし、入場料が無料であれば、親としても気軽に「行ってみようか」と誘えますし、無理せずサッと帰ったり、何度も入りなおしたりできるのが非常に助かります。


・タクシー券の配布(重度から)※所得額などにより支給制限があります
・駐車禁止等除外標章の交付(重度から)
・都営地下鉄、都営バスなど都営交通の利用料が無料
・有料道路の通行料金割引(ETC利用も)
・JR、私鉄の旅客運賃の割引
などの移動の際に使えるサービスも助かります。
これらのサービスは、レジャー施設と同じように、本人の気分が乗らなければサッと移動しようというフットワークが軽くなるのがうれしいところです。

駐車禁止等除外標章をもらえると、いくつかの定めに沿った場所であれば路上に車を停めておけるので、子どもの送迎などの際に助かります。
東京は駐車場が少なく、学校、放課後等デイサービス、福祉施設や病院も駐車場がないところがほとんどなので、持っておくと特にありがたみを感じます。

手帳を持っていると、等級に応じてさまざまな手当を申請できます。
所得制限の基準などもあり、必ずしももらえるとは限りませんが、何かとお金がかかる障害児育児を金銭面で助けてくれます。自動車税や軽自動車税の減免や、所得税や住民税の障害者控除などが受けられます。
どこまで受けられるかは障害の等級によりますが、手帳を取得したなら申請しておくに越したことはありません。



注意!手帳は地域差が大きい&障害の程度でサービス内容が大きく変わる

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ここまで療育手帳について詳しく書いてきましたが、ここで書いているのは、あくまでわが家の息子の場合です。

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