子育て情報『未診断なのに特別支援教室判定。「どうしてこの子が?」から「なるほど」になったワケ』

2023年10月6日 14:15

未診断なのに特別支援教室判定。「どうしてこの子が?」から「なるほど」になったワケ

今回のふーの行動も、私のこの時の行動に似ている……。私はショックを受けるとともに、(なるほど、これは日常生活でふーは困ることが多そう。そんな困りごとをかかえているふーは、特別支援教室で困りごとをクリアする訓練をしたり、自分の気持ちを表現する術を少しずつ身につけていく必要があるんだな)と、特別支援教室の必要性に納得しました。

ふーがどの出来事に対してショックを受けるかすべては分かりませんが、私自身、どうすればいいか分からなくてショックを受けるという気持ちはすごく分かります。目の前で客観的に見て、やっと気づくことができました。

特別支援教室に通い、 児童発達支援も続けながら困りごとへの対応法を身につけられるといいなと思います。

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(監修:室伏先生より)
ふーくんの困りごとについて、具体例を交えて共有してくださり、ありがとうございました。
ふーくん、とても繊細ながら、優しい気持ちをお持ちの素敵なお子さんですね。
行動の裏にある複雑な気持ちを想像し、理解してあげられること、素晴らしいなと思いました。また、そのようなお母さまがいらっしゃることは、ふーくんの大きな強みだと思います。ふーくんが、特別支援教室に楽しく通うことができ、より生きやすくなる力を身につけることができるよう、私も応援しています。

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

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