2023年10月20日 06:15
「授業中走り回っています」三者面談で母愕然…!多動な次女が落ち着いた工夫とは
学校の三者面談でリスミーが授業中に走り回っていることを知らされる
Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ
リスミーは小学校1年生の時からインターナショナルスクールに通っていました。担任はアメリカ人の先生でした。
小学校での三者面談の時のことです。先生から「リスミーさんは算数の授業中に教室を走り回っています。注意しようとしたら、素早く席に着くので、注意することもできません」と言われました。
私が「どうして走り回っているの?」と隣にいるリスミーに確認しました。するとリスミーは「自分は答えを書いたから、周りの人に教えて回っている」と言いました。
私は先生に「その答えは当たっていましたか?」と尋ねました。
すると先生は「間違っていました」と答えました。
私がつい笑ってしまうと、先生は「落ち着いて検算をして答えを確かめるといいです。この子は解き方は身につけているので、落ち着いて取り組めば、きっと大丈夫です」と言いました。
担任からボール握りの工夫を教わり、学校と家庭で同じ工夫を行い効果がすぐ出た
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なにか工夫が必要だと分かりましたので、先生に「落ち着くために、何をすればいいですか?」と聞いてみました。
先生は「授業中、ボールをニギニギさせながら勉強してみましょう。ご家庭での学習の時もやらせてみてください」と答えました。
リスミーはその日から早速、自宅でも学校でも柔らかいボールを握りながら勉強を続けました。すると集中力がついて、成績がグンとアップしました。
学校と家庭で同時に同じ工夫を行うと、効果が何倍にもなるという印象を受けた出来事でした。
執筆/ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ
(監修:森先生より)
「こうしちゃダメ!」「落ち着きなさい!」と言い聞かせるよりも、「こうしようね」と伝えたり、代わりの動作を教えるほうが効果的だと言われています。
言い聞かせるときに手を握るのは、安心にもつながりますし、動かないでお話を聞けるのでとても良い方法ですね。ボールをニギニギすることも、決まった動作をすることや、手の感覚を刺激することで、ストレスを感じにくくして落ち着くことができると言われています。
お母さんの教え方もとっても良いですし、学校の先生も、リスミーさんのことをよく見てくれていますね。
(コラム内の障害名表記について)