子育て情報『発達障害のある子どもへの避難生活での配慮、車中泊、福祉避難所など知っておきたいポイント【専門家監修】』

2024年1月13日 06:15

発達障害のある子どもへの避難生活での配慮、車中泊、福祉避難所など知っておきたいポイント【専門家監修】


一般避難所が難しい方のための「福祉避難所」、「広域避難」「災害派遣福祉チーム」について

障害などのさまざまな理由で一般避難所での避難生活が難しい方のために、「福祉避難所」が市区町村ごとに設置されています。ここでは、専門的なスタッフや物資・備品による支援を受けることができます。

利用対象者は以下の通りに定められており、障害のある子どもも対象に含まれます。

内閣府令で定める基準は、次の通り(災害対策基本法施行規則第1条の9)。
・ 高齢者、障害者、乳幼児その他の特に配慮を要する者(以下この条 において「要配慮者」という。)の円滑な利用を確保するための措置が講じられていること。
・ 災害が発生した場合において要配慮者が相談し、又は助言その他の支援を受けることができる体制が整備されること。
・ 災害が発生した場合において主として要配慮者を滞在させるために必要な居室が可能な限り確保されること。


https://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/pdf/1604hinanjo_hukushi_guideline.pdf
石川県輪島市では2024年1月8日から福祉避難所での受け入れを開始、石川県珠洲市では福祉避難所7ヶ所開設予定ですが2024年1月11日時点で開設できていない状況となっています。

水や電気などのライフラインが復旧していない地域の避難所では、非常に厳しい状況が続いています。現在、被害が比較的小さかった地域の宿泊施設やビニールハウスなどを活用した広域避難がすすめられています。
また、高齢者、障害のある人、乳幼児への必要な行われないことが心配されており、全国では災害派遣福祉チームの派遣をすすめています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000209718.html
災害時における福祉支援体制の整備等|厚生労働省

【専門家による解説】
福祉避難所は、障害のある方だけでなく、高齢者や乳幼児などさまざまな配慮の必要な方が利用されます。慣れない環境の中で大きな声を出してしまったり、うろうろしてしまうお子さんもいれば、それらの刺激に反応してしまう感覚過敏のあるお子さんもいます。福祉避難所の運営にあたっては、それぞれのニーズを聞き取り、利用者同士の相互理解に加えて、部屋や居住スペースの配置などの工夫が大切になります。発達障害のある子どもの場合には、日中の居場所(避難所以外も含めて)

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