2023年12月7日 14:15
「息子さんだけできていない」担任の言葉にショック。発達障害診断前の試行錯誤した日々
幼稚園では特に目立っていなかったのに……小学校入学後、先生から叱られるように
今回は、ASD(自閉スペクトラム症)・ADHDと診断されている長男ハル(現在高1)が、小学校に入学した頃のお話です。
幼稚園では特に目立った困りごともなく、集団行動もできていたハルは、地元の公立小学校の通常学級に入学しました。しかし入学したとたん、担任のベテラン先生から頻繁に叱られるようになったのでした……。
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小学校生活についていけるように……親子で必死だった日々
入学して3週間も経たず先生に呼び出されて、一番私が衝撃だった言葉は「クラス中の34人ができることが、ハルくんにはできません!」でした。先生は明らかにイライラしていた様子でしたが、私は頭をガーンと殴られたような気持ちでした。
具体的には、以下のような指摘を受けました。
・全体指示で集合場所(例えば校庭など)を伝えても、ハルくんだけ来ないことがあった
・コツを教えても、逆上がりや縄跳びが全然できない
・ちょっかいを出してくる子を、無視できず反応してしまう(流せない)
「ハルが、みんなができて当たり前のことをできない」と言われたショックと、「小1の子どもは、そんなに先生の言うとおりに一度でできるの!?」というショック……。
幼稚園の頃、周囲の人たちにハルの発達について相談した時には『子どもなんてみんなそんなものだよ』と言われていたのに……やっぱりウチの子だけだったの?と、私は焦りました。
ここからは私も必死でした。
「先生のお話をちゃんと聞きなさい」
「縄跳びの練習をしよう!」
「逆上がりの練習をしにいくよ!」
「イタズラしてくるお友達には反応しないの!」
なんとか小学校に慣れさせなければ……!そう思って何度もハルに禁止事項を伝えて、やらなければいけないことも伝えて。縄跳びや逆上がりの練習を、一緒にしていきました。
その頃は、まだ下の子どもたちも小さかったので、ただでさえ大変な中、ハルに付きっきりになるのは至難の業でした。ハルのことで一生懸命になる私を、さすがに仕事ばかりの夫も見るに見かねたのでしょうか。少しの時間ですが、縄跳びや逆上がりの練習に付き合ってくれることもありました。
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発達特性への理解がまだ乏しかった当時を振り返って
今思えば、親として厳しくやりすぎたところもあったかも知れないと、猛省しています。