子育て情報『インフルエンザの処方薬、ゾフルーザ・リレンザなど効果や副作用は?【医師監修】』

2023年12月29日 06:15

インフルエンザの処方薬、ゾフルーザ・リレンザなど効果や副作用は?【医師監修】


インフルエンザとは

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスを病原とする感染症のことです。症状として38度以上の高熱、全身倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛などが比較的急速に表れるのが特徴です。また、それらの症状に続いて、咳やのどの痛み、鼻汁などのいわゆる風邪と同様の症状も表れてきます。インフルエンザウイルスに感染してから1~3日程度の潜伏期間ののちに症状が表れ、通常は1週間程度で軽快していくという経過をたどります。

インフルエンザにはA型、B型、C型という種類があり、流行するのはほとんどの場合がA型とB型です。一般的にA型は高熱や呼吸器症状がより激しく出ることが多く、B型はおう吐や下痢などの消化器症状が出やすいといわれていますが、A型インフルエンザでも消化器症状が出ることがあります。インフルエンザは毎年のように流行をしていて、日本では例年12月から翌3月頃にかけて流行することが多くなっていますが、近年は季節を問わず流行が見られるようになり、注意が必要です。

インフルエンザにかかると、高齢の方や免疫力の低下している方の場合には、二次的に肺炎を伴うこともあるほか、子どもの場合には急性脳炎を伴い重症化する可能性もあるため、早期に適切な治療を行うことが大切です。


インフルエンザの治療薬にはタミフルやリレンザなどの「抗インフルエンザ薬」があり、症状の表れた時期や程度などによって医師の判断で処方されます。基本的には発症から48時間以内に服用を始めた場合は、発熱期間の短縮や重症化を予防する効果も認められています。

また、インフルエンザは予防が大切ともいわれています。主な予防方法として、

・ワクチン接種(※)
・外出後に手洗い&うがいをする(いずれも30秒程度するのが望ましい)
・普段からこまめにお茶などで喉を潤すことが重要
・適切な湿度を保つ(ウイルスは乾燥に強いため)
・バランスの取れた栄養摂取(特にビタミンの補充を心がける)
・人混みへの外出を控える(どうしても人混みへ行くときにはマスクの着用を心がける)
などがあります。

※特にワクチン接種にはインフルエンザが発症する可能性を減らすと共に、発症したとしても重症化を防ぐという効果があります。ワクチン接種は流行が始まる前に行なうことが重要で、13歳未満の子どもの場合は2回の接種が望ましいといわれています。https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
参考:インフルエンザQ&A|厚生労働省

https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/219-about-flu.html
参考:インフルエンザとは|国立感染症研究所


インフルエンザで処方されるのはどのような薬?

インフルエンザにかかってしまった場合、治療に用いられる薬にはいくつか種類があります。

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