子育て情報『中学で数学につまずき、高1で自閉症診断。就職は厳しいと言われ、何より後悔していることは【読者体験談】』

2024年1月6日 12:15

中学で数学につまずき、高1で自閉症診断。就職は厳しいと言われ、何より後悔していることは【読者体験談】

数学ができないことは多少は分かっていましたが、居眠りとは衝撃。このままではいけないと先生と相談し、高校受験対策を練りました。

まず、
・数学は計算問題だけで点数を稼ぐ。そのため中学1~3年の計算ドリルをくり返し解く。
・他教科は応用問題は捨て、基礎問題だけともかく繰り返して解く。
それに加え、家庭教師にも高校受験が終わるまで来てもらいました。
そして何とか定員割れの地元高校に入学。ホッとしたところで高校でもトラブルが噴出したのです。



「合理的配慮が必要」と学校から言われ、急いで精神科を受診、高校1年でASD(自閉スペクトラム症)の診断が

高校へ入ってからのことです。朝礼で移動教室について指示したそうですが、一人だけ違う教室に行ってしまった息子。先生が探し回ったそうです。
テストを受けても、解答用紙が裏面にもあることに気づかなかったり、論理的思考が必要な問題はお手上げ状態。息子は社会など暗記科目は得意で、英語も単語は書けるのですが、文法が理解できていないことが分かりました……。

そして学校から、これは合理的配慮が必要だと判断され、早急に病院で診断をもらうようにと指示されました。診断を受けるにしても県の発達専門の病院の予約は1年先になると言われ、ともかく早く受けるために家から遠く離れた精神科を受診しました。私は精神科を受診するということに、本人がショックを受けないかが一番心配でした。


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診断は「ASD(自閉スペクトラム症)傾向が高い。ADHDについても、不注意の傾向が平均より高い」でした。このとき息子は高校1年生、16歳でした。
私は小さい頃から息子を見ていて「なにか特性があるかも」と思い続けていたので覚悟はできていましたが、本人はショックだったと思います。荒れたり、泣いたりもしませんでしたが、「オレって障害があるんだ」とつぶやいていました。
精神障害者保健福祉手帳を取得するか息子と話し合ったのですが、高校卒業後に必要になること、困った時に助けてもらえるなどメリットを前面に出して説明をしました。今思えば、取得しないという選択肢はないような伝え方をしてしまったかもしれません……。
その後、息子は精神障害者保健福祉手帳を取得しました。


高校での合理的配慮は?就労支援体験実習で自信をつけてほしい

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診断後、高校では5つの合理的配慮を受けました。

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