子育て情報『1歳で自閉症は分かる?特徴や症状、チェックリストも【小児科医監修】』

2024年2月2日 06:15

1歳で自閉症は分かる?特徴や症状、チェックリストも【小児科医監修】

https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12895174/www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/hoiku04/pdf/hoiku04b_0001.pdf
参考:保育所保育指針解説書 |厚生労働省


ASD(自閉スペクトラム症)の特性は1歳児でも表れる?--違和感や発達の遅れ、気になるサイン

1歳児は言葉の表出がまだまだ乏しいため、日常の中で気になる行動を見逃さないことが大切です。1歳頃に表れる、気になる発達の遅れやサインとは、どのようなものがあるのでしょうか。

1歳児の気になる発達の遅れ、1歳児に表れやすいASD(自閉スペクトラム症)の特性として、

・目が合いにくい、呼ばれても反応しない
・社会性、言葉の発達(喋るのが遅い)などが表れやすい傾向
・睡眠の問題(寝つきが悪い、途中で目が覚める、夜泣き)
・人見知りがなさすぎる、あるいは人見知りが強すぎる、場所見知りが強い

などがあげられます。

子どもにASD(自閉スペクトラム症)があるかどうかの診断において、厚生労働省は1歳6ヶ月児健診でM-CHATという質問紙を使用した「スクリーニング検査」を推奨しています。対人(対象物)関係や行動面(こだわりや常同行動など)、日常生活における反応や行動を、保護者から聞き取ります。

・ほかの子どもに興味がありますか?
・何かに興味を持った時、指をさして伝えようとしますか?
・あなたのすることをまねしますか?(バイバイや拍手など)
・名前を呼ぶと、反応しますか?

など、実に20項目にわたり、将来において社会性の重要な基盤となる「非言語の対人コミュニケーション行動」を確認します。
成長は個人差が大きいこともあり、M-CHATでASD(自閉スペクトラム症)の可能性が高いとされた1歳児のすべてがASD(自閉スペクトラム症)と診断されるわけではありません。また、基本的にM-CHATは保健師などがチェックするものであり、保護者自身がチェックするものではありません。


https://mchatscreen.com/wp-content/uploads/2021/08/M-CHAT-R_F_Japanese.pdf
参考:「改訂乳幼児期自閉症チェックリスト修正版」M-CHAT-R_F_Japanese.pdf(mchatscreen.com)

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