子育て情報『自閉症息子は誰にでも「マブダチ対応」!?人との距離感、空気が読めず交流学級で空回り…【専門家からのコメントも】』

自閉症息子は誰にでも「マブダチ対応」!?人との距離感、空気が読めず交流学級で空回り…【専門家からのコメントも】

のように、「仲間入り」の段階、仲間に入って一緒に遊ぶ段階それぞれの汎用性の高いフレーズや立ち振る舞いと、そして引き際(うまくいかないなと感じたら、どうするかという具体的な行動)を伝えてあげるのも良いと思います。

生活場面で実際に試行錯誤する段階で、そうした助け舟としてSST的なアドバイスがあると入りやすいだろうと感じます。そのあたり、学校の中ではどんなふうにコミュニケーションを取っているのか、先生方とも連携しながら一緒に取り組んでいけると良いだろうと思います。友だちが欲しい、仲良く遊びたいという気持ちが芽生えた際にそこに取り組めると良いでしょうし、また、相手のある話なのでいつもいつもうまくいくわけではありません。うまくいかなかったときもあることをどう想定し、大きな傷とならないために(また改めてトライできるように)どうしてゆくのがいいのかといったあたりも、先生方と相談できればと思います。

https://h-navi.jp/column/article/35030078
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。

知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

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