自閉症娘、小学校は特別支援学級へ。心配だった入学式、学校生活、友達関係…ありがたかった配慮は?
これで娘の荷物問題がすべて解決したわけではありませんでしたが、娘が1番しんどかった悩みに先生が助け舟を出してくれたことで、娘は担任の先生が一気に好きになりました。好きな先生が担任ということは、娘にとって学校へ通う大きな安心材料となっていたようです。
Upload By マミヤ
入学前から気になっていたお友達関係。特別支援学級での休み時間の過ごし方は?
そしてもう一つ、特別支援学級に入って良かったのは、休み時間に一緒に遊ぶお友達ができたことでした。娘は、お友達との関わり方に苦手なところがあったのですが、皆分け隔てなく仲良く遊んでいました。遊び相手がいなくて1人になってしまう時には、先生がきっかけをつくってくれて遊びの輪に加わることができていたようです。休み時間であっても、先生が1人は必ず様子を見てくれていたそうで、もし何かあっても大きなトラブルに発展することもなく、友達との関わり方や遊び方を学んでいたように思います。
小学生になり、お友達と仲良く遊べるのだろうか、休み時間に1人になってしまうのではないか……と不安だったので、その配慮はとてもありがたかったです。
Upload By マミヤ
幼稚園では行き渋りがあったけれど……さまざまな配慮で小学校生活はスムーズにスタート
こうして書き出してみるとお勉強の心配よりも、ランドセルが重いとか、休み時間どうしようとか、トイレが汚くて入れないとか、給食が苦手とか……生活面のほうが悩みや心配がありました。幼稚園の時には、娘の困りが先生にうまく伝わらず行き渋りにつながったこともあり、とにかく「楽しく学校に通ってほしい」という思いで特別支援学級を希望していました。結果として、小学校ではさまざまな配慮をしていただき、入学後スムーズに学校に慣れることができたので、 特別支援学級に入ることができて本当に良かったなと思います。
執筆/マミヤ
(監修:室伏先生より)
情緒障害特別支援学級での入学前の支援から、入学後の困りごととそれに対するサポートについて詳しく共有くださり、ありがとうございました。担任の先生がきめ細やかな配慮をしてくださり、お子さんとの関係性がとてもよいとのこと、親御さんとしてもとても安心ですよね。困りごとに対して丁寧に向き合ってもらう経験を通して、今後社会生活の中でとても大切な、誰かに支援を求める力、困った時に相談をする力も育ちます。