子育て情報『「外ではいい子なのに、家では激しい癇癪のわが子」子どもの心理や対応は?【専門家に聞いてみました】』

「外ではいい子なのに、家では激しい癇癪のわが子」子どもの心理や対応は?【専門家に聞いてみました】

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ーーわが子が疲れていると分かっても、宿題をしていなかったりゲームの時間を守れなかったりすると、時にガツンと叱る場合もあると思います。この対応はいかがでしょうか?

菅佐原:多くのご家庭で悩まれるポイントだと思います。
大事なことは、「叱ることで今の状況が良くなるか?」という考え方です。

毎日学校で頑張ってきて、お家ではゲームに没頭することで発散して、疲れているからなかなか切り替えも難しくて宿題にも取り掛かれない……という状況かと思います。
そのようなお子さんに「早く宿題やりなさい!」と叱ったとして、その日はしぶしぶ宿題をするかもしれません。
でもおそらくまた次の日、同じようなことが起こるのではないでしょうか?

そうして、怒る(怒られる)ことが繰り返されていくかと思いますが、「叱られる」というのは慣れが生じるものなので、より強くお子さんを叱らないといけなくなり、「大人の負担が高まるだけで改善しない」ということもありえます。

そのように考えますと「叱る」という対応はあまりいい手段とは言えないかもしれません。

もちろん、ついイライラして口調が強くなることはあるかと思います。

ただ、ここでも「巻き込まれない」ことが大切で、イラっとしたお気持ちはありつつも、「学校での負担が高まりすぎていないか?」「宿題の量や内容はどうか?」などに目を向ける方が、改善に繋がるかもしれません。

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ーー子育てをしていると、自分の関わり方で大丈夫なのかな?と不安になる時もあると思います。このような場合、どこに相談するといいでしょうか?
菅佐原:学校のことであればスクールカウンセラーの先生や担任の先生に相談することもあるかと思います。
ただ、やはりお子さんのことがメインになってくるので、保護者自身のお気持ちなどをお話しづらい部分はあるかもしれません。

保護者自身もしっかり発散していく、つらい気持ちやストレスを吐き出していくことが大切なので、ご自身のことを話せる(相談できる)場所があることは重要です。
信頼できる友人やご家族に話すことも選択肢の1つですが、自分のことをよく知っている相手だとついよく見られたい・本音は言いづらいこともあるかと思います(これもまさに、「外ではいい子」の例ですね)。

その場合は、自治体の女性相談や心理学部等のある大学に付属する心理相談室といった機関もあります。

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