子育て情報『息子の障害、園の保護者に理解してもらえる?懇親会での説明に意気込むも……』

息子の障害、園の保護者に理解してもらえる?懇親会での説明に意気込むも……

そして当日、10人くらいの0歳児クラスで、保護者の方は7名くらい出席されていたでしょうか。みんな、自分の子どもの性格、好きなこと、嫌いなものなどを話して、和やかに自己紹介が進みます。

そしてとうとう私の番に……

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なんと……途中まで普通に話せていたのに、きいちゃんの障害名を口にした途端、ポロッと涙が出てしまったのです…。

自分では明るくしようと思っていたのに、心はそうじゃなかったんですね。つらいという本音の気持ちが涙になって出てしまいました……。でも、見渡すと……「うん、うん」という顔で聞いて下さっている方、「頑張れ」というような気持ちで聞いてくださっている方、そこには温かい空気が流れていました。

考えてみるとみんな、ママ歴1年経ってないママさんたちなんですよね。自分の子どもに今、障害がなくても、いつどうなるかなんてわからないし、障害だけではなく、急な発熱や病気など、不安に思ったこともあったのかもしれません。
だから、きっと私の気持ちや立場同じ年頃の子どもを持つ親として、分かってくださっていたのかもしれないな、と今は思います。

きいちゃんが保育園でいじめられるかも……!と思っていたのは私の杞憂でした。
そうして、きいちゃんと私の保育園生活は無事にスタートしたのでした。保育園の先生方もほかの保護者さんたちも、明るく普通に私たち親子を受け入れてくださったのでした。

これから新しく新生活を送る予定のお子さんやそのママパパたちは不安があると思いますが、こちらが心を開くと、分かってくださる方のほうがずっと多いです。頑張ってくださいね!

執筆/星きのこ

‌(監修:鈴木先生より)
私は障がいを持って生まれてきたお子さんの親御さんに「この子の染色体の1%には染色体異常があるかもしれませんが、99%は正常なのです」と日頃から伝えています。つまり、その1%のところは主治医が診るので、残りの99%のところは親御さんが楽しく育ててくださればいいのです。
世間ではさまざまな障がいや病気を抱えて過ごしている方々がいます。
そして周りの人たちは、その障がいや病気の詳細を知る由もないのです。最近は、その子の持っている障がいや病気に関して周りの子たちにも知ってもらうために、親御さんが教壇に立って伝えることも珍しくありません。できるだけ早い時期に学校のみんなに障がいのことを理解してもらえれば、障害や特性があるお子さんも楽しい学校生活が送れるのではないかと思います。

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