子育て情報『子どもの声に徹底的に耳を傾け未来をつくる。前例が無いからこそやってみる精神の、宮城県の新しい教育』

子どもの声に徹底的に耳を傾け未来をつくる。前例が無いからこそやってみる精神の、宮城県の新しい教育

そこにちゃんとした仕組みをつくることができれば、子どもたちにとってもう一つの教室になる。居場所をつくることができるのではというのはありましたね。

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ーー弊社との連携協定締結、および「特別な教育的支援を必要とする児童生徒の支援に係る実証事業」を立ち上げられた経緯を教えてください。

まず、学校の先生たちにとっては特別な配慮が必要なお子さんの支援を考えた時に、どうしても第三者からのアセスメントの視点やサポートが必要だという声を受けていました。そのために、必要な支援が必要なタイミングで届いていないのでは、という懸念がありました。それに加えて、上述の休みがちだったり、教室で過ごすことに居心地の悪さを感じている子どもたちのためにつくった居場所には、特別な支援や配慮を必要としている子どもたちが多いという実感がありました。ですので、一人ひとりにあった適切な支援を、適切に行う必要性を感じていました。


また、特別な支援が必要なお子さんの情報共有が、特に中学と高等学校で上手くできていなかった。
特別な配慮を要するお子さんは、小学校から中学校、中学校から高等学校に進学する段階の、支援の継続に関して課題がありました。今後やはり高等学校まででもなく卒業後の社会生活まで見通した形の支援計画の作成や支援体制の整備など、さらに追求していく必要があると感じています。今困っているお子さんに必要な支援を届け、学校の間での情報共有を切れ目なくスムーズにしていくために、行政の力だけでは難しいと感じたため第三者としてのLITALICOさんの力を借りた形でしたね。

そして、LITALICO教育ソフトのトライアル導入をスタートしました。現在は連携協定内で13の市町村、小中学校38校における特別支援教育の推進に活用しています。

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ーー客観的なサポートと、切れ目のない支援のために必要だった。


はい。未就学から、小・中・高等学校までの切れ目のない支援を実現していくために活用しています。実際に現場の先生たちからは指導のサポートになっているという声をいただいていて、発達障害の知識の獲得はもちろん、一人ひとりに合った指導計画をつくったり、日々の指導に役立ててもらえたりしているようです。

ーー現場の反響はいかがですか?

実際に先生と話す中でも、1年の振り返りの中でLITALICO教育ソフトの導入がまずあがったりと、前年度の踏襲ではなくこのソフトを活かして新しく一人ひとりの生徒と向き合えたということで、現場でも浸透してきているのかなと感じます。

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