「ほかの子と違う」「落ち着きがない」保育園からも指摘が。習い事に読み聞かせ…試行錯誤した結果
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落ち着いた性格になるために習い事で情緒を育てられる?いろいろ試した2年間
この頃、落ち着きのないコチ丸も何か習い事を始めれば変わるかもしれない!と思い、いくつか習い事を始めることを検討するようになりました。
私が幼稚園の頃からピアノを習っていたこともあり、「音楽をやれば情緒が安定するかも?」とリトミックを始めたり、「武道をやれば少しは落ち着いて座っていられるようになるかも」と思い、空手を始めたり……。
が。どちらも何回通ってもコチ丸は私の横から離れることはなく……。空手に至っては2ヶ月ほど通って、コチ丸がお稽古に参加したのは1回だけ、それも数分。それ以外はずっと泣き続けるだけという毎週地獄絵図のような状態が続いたので諦めました(笑)。情緒が落ち着く以前に、息子は新しい環境に馴染むのに時間がかかるのだということも発覚しました。
逆に科学館や美術館などで行われるワークショップなど単発のイベントは、コチ丸も集中することができたので、よく参加しました。
運転が苦手な私でしたが、とにかくコチ丸に何か夢中になれるものが見つかれば……という思いからいろいろなところに出かけました。
また、寝る前の絵本の読み聞かせも毎晩欠かさず行っていました。読み聞かせは情緒が安定すると聞き、コチ丸に知識がつけば一石二鳥だなという思いから、小学校の高学年になる頃まで続けた習慣でした。その甲斐あってか、コチ丸は高校進学で家を出るまでたくさんの本を読みました。
今でも何か気になることがあればすぐに調べたり、知識が豊富だったりするのは読み聞かせの賜物かなと思っています。なにより、忙しかった私にとって、寝る前の1時間ほど、コチ丸といろんな本を読むのが一番落ち着く幸せな時間でした。
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感受性豊かなコチ丸、ギャン泣きの卒園式
いろいろと落ち着かないところはあったものの、無事に卒園式を迎えることができたコチ丸。私たち親子は、コチ丸の小学校入学を機に、私の実家に戻ることになりました。引っ越すこともあり、先生方やお友達とはこれで一旦お別れ。
まだ幼いコチ丸がその別れの意味をちゃんと理解できていたのかは分かりませんが、卒園式では誰よりもギャン泣きしていました。顔を真っ赤にして大粒の涙をポロポロ流している写真を見ると、今でもあの日のことをリアルに思い出せます(笑)。